香港映画 男たちの挽歌 II 1987年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

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いつも多謝!!です。

 

1作目に続いて、3月22日

2作目を観ました・・・映画キラキラキラキラキラキラドンッ

 

 

身も心も撃たれて散らばる・・・・・

再び荒れ狂う血と銃弾の嵐

これ以上、壮絶な銃撃戦は描けない!

 

 

男たちの挽歌 II
 

男たちの挽歌 II
原題:英雄本色II
英語題:A Better Tomorrow II
韓国語題:영웅본색 2


(1987年、香港映画、104分)


監督:ジョン・ウー
製作:ツイ・ハーク
脚本:ジョン・ウー、ツイ・ハーク
製作総指揮:ウォン・カーマン
撮影:ウォン・ウィンハン
アクション監督 チン・シウトン
音楽:ジョセフ・クー


出演:ティ・ロン、チョウ・ユンファ、レスリー・チャン、ディーン・セキ、ケネス・ツァン 、エミリー・チュウ、シャン・クァン 、レジーナ・ケント、ン・マンタ、ラウ・シウミン ほか


配給     ギャガ・コミュニケーションズ

 

解説: 親友マークの死を悼みながら服役していたホーは、刑事である弟キットに頼まれ偽札製造組織の潜入捜査に協力することに。重要証人セキをニューヨークに避難させるが、そこでホーは命を落としたマークの双子の弟ケンと出会う。亡き親友の双子の弟と凶悪組織に挑む二人の男のダンディズムが熱い復讐劇として描かれていく。後半は舞台を再び香港に戻し、男気と薬莢が飛び交うままドラマはスピードを増し、前作を遥かに凌駕する銃撃戦が展開されていく。(映画.com

 

 

  ドンッ銃パンダ

 

 

1作目の『男たちの挽歌』には、かなり驚かされたわけですが

2作目の『男たちの挽歌 II』も負けず劣らず

いや、むしろ、さらに衝撃を受けることとなったものです!!

 

1作目の翌年に公開された『男たちの挽歌 II』

1作目が大人気だったので、是非、その続きを、同じように・・・と

映画会社さんも観客たちも希望したであろうことは

想像に難しくありません。

1作目からきちんと続いていて、作品の色合いも同じようです。

ま、ちょっと、明るくなったような気がしますけど。

 

観始めると、やっぱり衝撃です。

何とゆうか・・・大絶賛されている歴史的な名作を

自分が理解できていない・・・自分の感覚がおかしいのか、と

不安になってくるような、荒っぽい、バイオレンスな・・・

悪く言えば「雑」な、「杜撰な」・・・結局、脚本的にはアバウトな

でも、そんなことがどうでもいいような気もしてくる「押しの力」・・・あせる

 

ジョン・ウー監督はもしかしたら、細かいことなんてどうでもいい

自分のやりたいことだけ考えて実行する

そんな映画作家なのかもしれない。

 

あの~、話的にはバランスや整合性を著しく欠いた

ちょっと、メチャクチャな映画ではありますまいか汗

しかし、それを欠点だとかいって、この映画を悪く書いたら

それはもう、私の底の浅さですよね・・・はてなマーク

そんな当たり前の観方しかできなくなったら、もう

私はブログを書く意味がなくなってしまうってものです( ゚ー゚)( 。_。)

困ってしまいつつ、そこは映画に従うべきです。

 

でも、ほんと、もう、『男たちの挽歌』シリーズの

日本での評価は徹底的に高く、皆さん、心の底から力強く大絶賛。

凄まじいばかりに、大勢の方々が観て、愛しまくっておられる・・・。

 

いや、映画ファンなんて人たちは

重箱の隅をつついてアラ探しして

木を見て森を見ない人ばかりなのかと思っていたけど

なんと!!

実は森を見て木を見ない人ばかりだったものです。

 

とにかく、嘘じゃなく、ホントのことですが

私は1作目よりも2作目の方がずっと楽しめたし

気に入りました。

それはもう、間違いないです。

1作目は、予想外にビックリしてしまって

呆れてしまったんですが、2作目もビックリはしつつ

この、ジョン・ウーとツイ・ハークの流れとうねりに身を任せる

余裕がすっかりあったものです(´∀`*)

 

ご存知、ティ・ロンさん演じるホーさん。

前作でかなりの大量殺人を(正しい理由があったせよ)

やってしまったので、現在はきっちりロングで服役中でしたが

長年、黒社会でドップリ生きてきた人生経験を買われ

悪い犯罪組織に潜入捜査してくれんか、と警察の偉い人に

頼まれます・・・が、ホーさん、これを力なく拒否。

 

ところが

弟のキットがすでに刑事として潜入捜査を開始してると知り

異常なまでの弟思いであるホーさんは気が動転して、大慌てで

自分がその仕事をやる、いや、やらせてくれビックリマークと決断。

すぐにシャバへ出て、黒社会に舞い戻るのだった。

 

でも、そんなに簡単に出たり入ったりしてて、いいのだろうかはてなマーク

 

ご存知、チョウ・ユンファ演じるマーク・・・でわなくビックリマーク・・・ケンです。

ケンさんはもともと香港では暴れ者だったようですが

今は米国はニューヨークで中国料理のレストランを経営中。

とにかく自分に憧れる若造どもが道を踏み外すことは許さないが

みかじめ料を払うよう脅迫してきた地元のギャングどもが

嫌がらせで炒飯をひっくり返してぶちまけたら、もっと許しませんむかっ

にこやかに相手と仲良くなろうと話しかけながらダンダンと激怒。

怒らせたらいかに怖い男なのかを観客たちに見せつけます。

 

やっぱり祖国を離れて外国で生き抜いてきた男ってのは・・・

ハイ、肝っ玉ってヤツが違うんですよね。

 

レスリー・チャン演じるキットと

エミリー・チュウ演じるジャッキーの夫婦。

ジャッキーがご懐妊し

これから明るい家庭を築いていきたいところですが

キットはやっぱり犯罪撲滅の仕事に心を捧げてます。

 

前作の最後でマークがキットに説教をかましたこともあって

仲直りしたので、キットとホーさんは以前の通り

ほんとに仲の良い兄と弟です。

 

この人はディーン・セキさん演じるロンさん。

今は、カタギになって造船業ですかはてなマーク・・・なんだけど元ヤクザ。

しかも、ホーさんの黒社会での師匠にあたる方のようですが

黒社会なのに「師匠」とかがあるのでしょうかね。

 

それはいいんですけど、ロンさん

ほんっと、超・うっとおしいぃ~ビックリマーク(>_<)ビックリマーク

衝撃的な不幸に見舞われたのはわかりますが

だからといって、なんであそこまでおかしくなったのか

そのキッカケがようわからへんあせるあせるあせる

もう、ほんと、ロンさんがおかしくなってアウアウやってる時間が

長過ぎっ!!

 

そんなロンさんの口に無理やりオートミールか何かを

流し込もうとする病院のスタッフもたいがいですが

その病院から普通にス~ッとロンさんを連れ帰るケンもすごい。

え~、なんで~、ケンはロンさんをそこまでいたわるのはてなマーク

香港で世話になってるのはてなマーク

 

もしも、ケンが香港時代にロンさんの世話になってるのなら

当然、時代的に

マークと共にホーさんと知り合うことになってると思いますがはてなマーク

 

ロンさんのためにケンが用意した数々のご馳走。

これを食べさそうとするもロンさんはことごとく赤ん坊みたく拒否。

すると、イライラが爆発したケンはご馳走を全部、窓からほり出し

それでまだ飽き足らず冷蔵庫の中の食材を乱暴にすべて

かき出してグチャグチャに・・・お前は野生のクマか!!

自分は炒飯をひっくり返されて怒りまくってたのに・・・

食べ物を粗末にするヤツ。

 

うちの母だったらケンの脳みそをソテーにして

本人に食わせたことでしょう汗

・・・食べるってことに、ものすごく厳格な人なので。

 

うわぁ~ビックリマーク

ロンさん~!!

いやや~汗(>_<。)汗

こんな足でまといで役立たずな人、かなん~あせるあせるあせる

 

けど、いろいろあって、なんやかんやでロンさんも正気に戻り

ホーさんが何ゆえか、本当に嬉しそうにすることがあります音譜

 

わ~、マークが戻ってきた~!!ヾ(*´∀`*)ノ!!

 

ちゃうちゃう、俺、ケン・・・ケンンビックリマーク

 

そんなぬか喜びを与えられて奪われても

失望から怒りに転じそうですが・・・そんなこともなく。

 

でも、ケンって、そこまでこの戦いに参加する理由ってあったか~はてなマーク

 

そして、ケネス・ツァンさん演じる

前科者を雇っては仲間意識であたたかく包み更生させている

立派なタクシー会社の社長さん、キンさんも仲間に加わった。

 

いいんだろうか・・・こんな人まで仲間に加えてはてなマーク

でも、キンさんはホーさんやロンさん、ケンと一緒に行動できて

ものすごく嬉しそう。

それに、ホーさんも、そこまでのことはキンさんにはしてほしくない。

でも、キンさんも仁義の人でした。

一度、かかわったら、自分の主義を曲げてまで

仲間のために尽くします。

 

このあたりの仲間意識はとても良かったです~クラッカークラッカークラッカー

 

『男たちの挽歌 II』の悪役は、ただ悪役ってだけで

そこまで魅力のないおじさまなのでしたが

そのおじさまに雇われている「プロの殺し屋」はてなマーク

凄玉感も強く、印象的な登場人物。

 

不気味ですが、自分のルールだけはキッチリ守る。

そこらへん、讃えたいところです。

しかし、お金にも興味がないようですし

いったい、何が目標だったんでしょうか。

きっと、ただただ、男同士の真剣勝負だけに生きる

生まれつき、こうゆう人なんでしょうね・・・。

 

『男たちの挽歌 II』が

チョウ・ユンファの最後の映画になったかもしれない

本物の爆発ドンッ

 

男たちが荒ぶり始めるとやはりそこで映画が完成したとゆうか・・・

後半の殴り込みの場は、もう

武器とかいっぱい用意して、下っ端の人たちも容赦なく

ある意味、大殺戮です、惨殺です。

おそらく、映画史に残る銃撃戦のうちの一つであることは

間違いのですが、観ていると

「一軒家戦争」とでもゆうべき様相を呈しています。

 

言い換えれば、やり過ぎですが

そのやり過ぎが、映画史の新たな1ページをめくる

とゆうか、破っていくのかもしれません。


http://t1.daumcdn.net/movie/1086678e1f098f6a2c3d0b0e571a63fe8977f750

 

そんなんで・・・引き続き、次は3作目

アゲイン 明日への誓い』(1990年)を観ます。

 

でも、監督もツイ・ハーク監督に交代して

物語も過去に戻るようですが・・・どんな映画なのか!?

 

じゃ、今夜も最後まで読んでくださり、唔該ですキスマーク

またです、バイバイ・・・拜拜(^.^/)))