韓国映画 悪魔は誰だ (2013年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

アンニョンです(^-^)ノ

 

ちょっと

気が早いかもしれませんが

こちらの映画が5月13日から公開されます映画キラキラキラキラキラキラ
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トンネル 闇に鎖された男

(2016年、韓国映画、127分)

監督・脚本:キム・ソンフン

出演:ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス、チョン・ソギョン、パク・ヒョックォン、シン・ジョングンほか

 

トンネル 闇に鎖された男 公式サイト

 

ハ・ジョンウの映画は立て続けに観てる気がするけど

ぺ・ドゥナの映画は久しぶりな気分です。

とにかく日本でも人気の高い二人の主演作品、観逃せません。

私も絶対、大阪に観に行きます~クラッカー

皆様も是非、劇場で観てくださいね~合格

 

 

‥…━━ *‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ *
 

 

 

もう一回、アンニョンです~(^-^)ノ

いつも、ありがとうございます音譜

 

4月26日、この映画を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

 

 

時効を迎えた少女誘拐事件。

15年の時を経て、悪夢が再び蘇る!!


悪魔は誰だ
 

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悪魔は誰だ

原題:몽타주
仏語題:Montage


(2013年、韓国映画、120分)


監督・脚本:チョン・グンソプ
音楽:アン・ヒョンジン


出演:オム・ジョンファ、キム・サンギョン、ソン・ヨンチャン、チョ・ヒボン、チョン・ヘギュン、ユ・スンモク、キ・ジュボン、オ・デファン、ソン・ミンジ、パク・チョルミン、ペク・チウォン、イ・ソゴ、キム・チョルム、テ・ウォンソク、チョン・ヒテ、イ・ジュニョク、キム・ソンギョン、ホ・ジョンウン、クォン・ヒョクス、キム・サンウォン、イ・サンフン、チョン・ヒョンスク、キム・ソンピョ、アン・スホ、カク・チン、キム・グリム、アン・ソンフン ほか

 

劇場予告編

 

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【あらすじ】

 

1997年の夏、少女が誘拐され

警察は身代金の受け渡し場所で

犯人を捕らえようとするも失敗し

少女が母親のもとに帰ることはなく

犯人も逮捕されることはなかった。

 

15年後、公訴時効が迫る中

当時、事件を担当した刑事、オ・チョンホ(キム・サンギョン)が

亡くなった少女の母親、ユン・ハギョン(オム・ジョンファ)を訪ね

捜査が終了することを詫びるが

犯人の逮捕を諦めきれないハギョンはチョンホを

激しくなじるのだった。

 

そんな折、少女の遺体が発見された現場を訪れたチョンホは

思いがけず、犯人につながる証拠を発見するのだった。

残り少ない時間と戦いながら

チョンホはかすかな手がかりに食らいつく。


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こうゆう映画に対するマナーとして

うちのブログでは完全にネタバレ厳禁で書きます。

 

いや、その方が書きやすいんですよ。

最近、いろいろ細かいことまで考えながら書くと

疲れきってしまって、ブログを書くのが楽しくない。

だから、ネタバレを禁止にして書きたいことだけ書く

これがちょっと楽なんじゃないかと思って・・・

それがいいと思います。

読んでいただいた皆様に面白く観ていただくためにも。

 

で、正直なところ、こうゆう韓国映画に私は

ちょっと飽きてしまってて、あんまり観たくないなあ、って

思ってしまってるのが本音なんだけど、この『悪魔は誰だ』

観てみたら・・・素晴らしい映画でした!!

 

期待して観なかったのもあるかもしれないけど

やっぱり韓国映画、凄いわービックリマーク

 

映画としては異常に歯切れがよくって前のめりなので

飽きるっちゅうことはまずないですね、これは。

特に前半、犯人を追う場面では心臓バクバクでしたビックリマークあせる

120分の映画だけど、ダレ場なんかはなかったなー。


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結論から書きますけど、やっぱり私は韓国映画の感情が好き。

登場人物たちの心に自分を重ね合わせられるんですよね。

それはどの映画やドラマを観ていても、何らかの形で

いつも体験できる感覚です。

ラブストーリーなら自分も恋ができるし

パニック系なら自分もパニックを起こせる。

それって素晴らしいことやん!?

私はやっぱり、韓国映画に向いた人間なんやろー合格

 

この映画は・・・サスペンスってジャンルなんだろうし

特にクライムサスペンスってことになるんだろうし

だから犯罪でハラハラドキドキする映画なんだけど

観終わって私は「本格ミステリー」って言葉が頭に浮かんでました。

私が読んだ「本格派ミステリー」の本ってことになると

そんなに数が多くなくって、つまり森村誠一先生の作品ビックリマーク

ってことになるんだろうけど、この『悪魔は誰だ』を観た時

私は森村先生の作品を読んだ時と同じ気分になったんです。

だから・・・なんとゆうか、推理なんだけど、それと同時に

人間の悲劇とドラマだなぁ・・・と思いました。

すんません、文が下手であせる

 

それも一つには、確かに怖い、残酷な話だけど

直接的な暴力表現が控えめだったこともあると思います。

ドキドキハラハラは凄いけど、そこまで目を覆う描写はないです。


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そして、これが一番、言いたいことなんやけど

被害者のご遺族の心情に寄り添い、同じ感情にさせてくれることが

本当に素晴らしいと思った。

それがこの映画の、最も優れた点です。

最愛の娘を誘拐され、失うことになった母親の心に

映画として極限まで迫っていました。

もちろん、現実の事件・事故で身内の方を失われた方々の

本当のお気持ちにまでは達してないのだろうけど

それでも映画として、誠実に真剣に向き合ってるのは間違いない。

それがこの映画を観て、本当に強く感動したことです。

時として映画は、犯罪を使って商売をしているような形に

なってしまうんだけれども、韓国映画が描く心の痛みには

いつも心打たれますし、正義について謙虚に考えさせられます。

それがまた、映画を気楽に観ようという方々には

必要以上に重苦しく、辛すぎるのかもしれませんが。

 

この映画を観れば

誰だって復讐について考えさせられるでしょう。

難しいところです。

私も複雑な気持ちです。

時々、犯罪への義憤から、かなり強く凶悪犯罪への厳罰化を

主張される意見にも出会いますが・・・

もちろん、それもわかるし、自分も同じ気持ちになるんだけど

はたして、ただ犯罪者を死刑にするだけで、罪を罰し

恨みが晴らせ、被害者のご遺族の溜飲がそれで下がるのか

簡単には納得できません。

韓国ではもう20年近く死刑が執行されておらず

実質的に死刑を廃止した国になっているそうですが

だから、事件の被害者のご遺族は癒えない苦しみを抱えて

毎日を過ごされておられるんだと思います。

映画にもその気持ちが反映されてると思います。

ひとたび事件が起これば、ずっと悲劇が続くんだと思います。

何をしても亡くなった方は帰ってきませんし

どうすれば事件でご家族

親しい方を失った方のお気持ちが休まるのか

ずっと考えていかなければならないと思います。

加害者の命を絶つことで安らぎを得られるのなら

そういった方法も除外はできないでしょうが・・・。

 

私はこの映画を観ている間、幾度も落涙しました。

そして、不思議なことにラストに至った時、なんとゆうのか・・・

穏やかな気持で感動していました。

この映画は恐ろしい誘拐の映画で

前述した通り、事件の被害者の遺族の方々の気持ちを

体験するような映画なんだけど・・・それでも感動的な作品です。


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以前、私はこのブログで、オム・ジョンファについて

「ホラーやサスペンスには似合わない。ラブコメの方がいいビックリマーク

といったことを書きましたが・・・すんませんあせる

ぜんっぜん、間違えてましたー汗汗汗

一番、良かったぐらいじゃないでしょうか。

ミス・ワイフ』(2015年)よりもいいかもはてなマーク

 

キム・サンギョンさんは『殺人の追憶』(2003年)で

ソ刑事を演じた後、刑事役のイメージがつくのがイヤで

意図的に自分から刑事役を避けていたとか読みましたけど・・・

でも、やっぱり刑事役もサマになりますねビックリマーク

それにこの後また、『鬼はさまよう』(2015年)でまた刑事役を

演りはることになるし・・・と言いつつ

私はホン・サンス監督の『気まぐれな唇』(2002年)の

フラフラした俳優さんもかなり印象的だったりします。

ホン・サンス監督の映画って記憶に残りそうにないと思いきや

意外と印象的なんですよね・・・。

 

そして、ソン・ヨンチャンさんは

お孫さんを誘拐されてしまうおじいちゃんの役・・・。

チョ・ヒボンさんは刑事さんの役ですね。

刑事さん軍団の中にはよく知ってる俳優さん、多いですよ。

ユ・スンモクさんとか・・・。

 

最初の方しか出ないけど

ベテラン』(2015年)ではチーム一の力自慢(のはず)で

コインロッカーの女』(2015年)では

「栄養ドリンク」のビンをくわえてキム・ゴウンにどつかれてた

オ・デファンさんもまーた刑事役で登場です。

 

そして、音の検査をする人の役のキ・ジュボンさんが

何気にかっこいい役で、いいところを持っていく結果になります。

(あくまでも捜査の上での話です。イケメンではない・・・あせる

 

あと、最近、そうゆうケースが多いんだけど

まったくのチョイ役でパク・チョルミンさんが1分ぐらい出てます。

国選弁護人 ユン・ジンウォン』(2015年)でも

そんな出オチだったもんなーあせる

 

監督のチョン・グンソプ監督はこれが初監督作品だそうですが

脚本も書いて監督をしてはるので、かなり人だと思われます。

ん~・・・すごく個性的な監督さんだとは思えないけど

多くの韓国映画を作る職人監督の一人なのかもしれません。

 

でも、ほんと、撮影とか音響とか編集でしょうけど

韓国映画のこれ系の作品は若干、すっごくよくできてるけど

微妙にどれもよく似てて、やや没個性的に思えるのもいなめません。

私なんかはもちろん好きですけど、あんまりこれで続けてると

さすがにみんなから飽きられてしまう可能性大です。

と、言って、これ系はこうゆうのが一番いいようにも思えるので

あんまり逆に変なことを始めない方がいいかもしれません・・・。

 

つまり・・・どうゆうことかとゆうと、わからんッ!!(;´∀`)


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解説: 時効を迎えた幼女誘拐殺人事件がたどる結末を、「私のちいさなピアニスト」のオム・ジョンファと「殺人の追憶」のキム・サンギョン共演で描いた骨太サスペンス。15年前、娘を何者かに誘拐され殺されてしまった母親ハギョンは、犯人逮捕を願って自ら情報を集め続けていた。そんな彼女のもとを担当刑事チョンホが訪ね、事件が間もなく公訴時効を迎えることを告げる。時効まで残り5日に迫るなか、事件現場に一輪の花が置かれているのを見つけたチョンホは、これを手がかりに捜査を再開。犯人を確保寸前にまで追いつめたものの取り逃がし、事件は時効を迎えてしまう。それから数日後、15年前と全く同じ手口の事件が発生し……。オム・ジョンファが愛する娘を失った母親役を熱演し、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞で最優秀主演女優賞を受賞した。(映画.com

 

http://www.hancinema.net/photos/fullsizephoto314900.jpg

 

あと、題名の「悪魔」ですが、また「悪魔」かいッビックリマーク

と思って私は好きじゃなかったんですけど

ある方のご感想を読んだら

「悪魔は誰だ」の「誰だ」は「時効かもしれない」と書かれてて

そのご意見には非常に納得でした。

なるほど・・・と思いましたね。

原題の『モンタージュ』もいいけどね。

 

オススメ致します合格合格合格

是非、観てくださいねクラッカークラッカークラッカー

・・・まだ観ていなければにゃーひらめき電球ペンギン晴れ

 

同じように未解決となった誘拐事件を扱った

ソン・イェジン&キム・ガプス主演の『殺人の疑惑』(2013年)も

観終えてるので、早く記事に書きたいんだけど・・・

ちょっと思うところあって、別の作品を観返してからにしようと

思ってます。

 

でわ、でわ、いつも読んでくださり、ありがとーですキスマーク

 

またです、アンニョン~(^.^/)))