韓国映画 My Son あふれる想い 2007年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

アンニョン(^-^)ノ

 

11月4日、『僕らの青春白書』を

レンタルして観返しましたカチンコ

劇場で一度、観たきりでしたので

こうしてDVDでじっくり観返すと

あらためて気づいて、さらに理解が深まりますね。

特に今回はジュンギル(イ・ジョンソク)と

彼の父親の関係がすごくハッキリしました。

そうなのか・・・と、また感動しましたよ。

やはりこれは、少年が男になる映画だなぁ、と。

 

一度、観た映画も、私は

まだまだわかってないことが多いので

何回も観て行きたいですね。

その映画がやっぱり好きだし・・・。

 

 

 

さて、11月6日、この映画を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

My Son あふれる想い

 

 

My Son あふれる想い

原題:아들
英語題:My Son / A Day with My Son


(2007年、韓国映画、103分)


監督・脚本:チャン・ジン
音楽:イ・ビョンウ


出演:チャ・スンウォン、リュ・ドックァン、キム・ジヨン、イ・サンフン、イ・ムンス、イ・ハヌィ、チャン・ジェソク、コン・ホソク、イ・チョルミン、キム・ハッキュ、ペ・ソンイル、チン・ウォン、ウリ、ソウ、チャン・ヨンナム、キム・ヒョンジュン ほか


声の出演:チョン・ジェヨン、ユン・ユソン、コン・ヒョジン、シン・ハギュン、ユ・ヘジン

 

 

【あらすじ】


強盗殺人の罪を犯し、無期懲役の刑で15年間、服役中の男、イ・カンシク(チャ・スンウォン)は1日だけ刑務所を出て、3歳の時に別れたきりの息子ジュンソクと母親に会いに行くことを許される。1人で祖母の面倒を見る高校生の息子とのたった1日の再会。二人はぎこちなくそれを果たし、徐々に15年ぶりに打ち解けていくが…?

 

 

『君はジャズを信じるか?』(1996年、脚本)

『SPY リー・チョルジン 北朝鮮から来た男』(1999年、監督、脚本)

『リメンバー・ミー』(2000年、脚本)

『ガン&トークス』(2001年、監督、脚本、出演)

『天国からの手紙』(2003年、脚本)

『小さな恋のステップ』(2004年、制作、監督、脚本、出演)

『拍手する時に去れ』(2005年、監督、原作、脚本)

『トンマッコルへようこそ』(2005年、制作、原作、脚本)

『正しく生きよう』(2007年、企画、制作、脚本)

『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』(2008年、脚本)

『グッドモーニング・プレジデント』(2009年、監督、脚本)

『テンジャン』(2010年、企画、制作、脚本)

『ロマンティックヘブン』(2011年、監督、脚本)

『ハイヒールの男』(2013年、監督、脚本、編集)

 

チャン・ジン監督が関わった作品で

日本で観ることができる映画はこういったところでしょうか。

私は意外と観ていませんあせる

 

韓国映画を観始めて

あとちょっとでようやく3年の私からしたら

チャン・ジン監督は古い世代の監督だと感じられます。

1971年生まれだから、まだお若いんですけどね。

 

私もまだチャン・ジン監督の監督作品、脚本作品を

それほど多く観ていないので

まだ、掴みきれていないとゆうか

監督の世界を実感できてないように思います。

 

ただ、今回、『My Son あふれる想い』を観ていて

なにか監督の個性のようなものが

時には居心地が悪かったし

また時にはハッと心打たれたと思います。

 

結局、3度、観ることになりましたが・・・

なんてゆうのかな、映画作りの技巧とかギミックとかを超えて

最終的にはチャン・ジン監督の、心のあたたかみを感じだれたと

そう信じたいです・・・。

 

ところで、チャン・ジン監督にとって最新作となる

監督と脚色を勤め

チョ・ジヌン、キム・ソンギュン、キム・ヨンエ

そしてユン・ジニといった魅力的なキャストが主演した

『私たちは兄弟です』(우리는 형제입니다、2014年)は

日本では劇場公開はおろか、DVD化もないようです汗

 

困りますねー(>_<)


 

観ていてフッと思い出したのは・・・

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の『トト・ザ・ヒーロー』(1991年)。

 

いや、さすがにぜんぜん違う映画だと思うんやけど・・・

『トト・ザ・ヒーロー』、二十歳くらいの時にテレビで放送された時に

観たんですが・・・この映画も非常に強くガーンときた映画で・・・

思い出すのも怖いんですが・・・

ふと夜明けに目覚めて、この映画のことを思い出そうものなら

泣き叫んで発狂してしまいそうな気分になるんですよ。

で、実際、泣くんですけどね(*^^*)

ジャコ・ヴァン・ドルマルの映画はどれもそうですね・・・。

なんか、宗教じゃなく私に限りある人生を実感させる・・・。

 

『My Son あふれる想い』はどうでしょうはてなマーク

イヤって人もいるし、感動したって人もいそう。

騙されたって人もいるだろうし、そこに優しさを見出す人も。

 

確かなことは、単純に商業的な「お涙頂戴」作品ではない

ってことです。

(単純な商業的お涙頂戴作品が悪いとはぜんぜん思わないし

私は大好きですが)

私は何とゆうか、変な気分になりましたね。

困惑したとゆうか・・・そして、胸が苦しくなりました。

感動、してたんだと思います。

でも、お金を払って得る感動、って感じじゃ、なかったですね・・・。

難しいところですが・・・そういった意味では

危険な映画ですね。

下手したら「金返せ」コールが鳴り響くのかも(;´∀`)

 

けど、私は観て良かったと、今でも思ってますよ。

 

 

主な登場人物は4人で・・・

二人の人を殺めて服役中の父親と

彼の高校生の息子と、痴呆が進みつつある母親と

そして父親を連れてきた刑務官の方ですか。

このうち、オモニ以外の3人には多かれ少なかれ

独白がありまして、彼らの心の中の独り言を

観客は聴くことになるんですね。

それが話し口調じゃなくって作文口調で

「~です」とかなんですよ。

そんなふうなモノローグを多用した映画

あまり観たことがなかったので・・・すごく不思議でした。

 

あまり多くを語りたくないのですが

オモニが急に息子の写真を手に慟哭することも含めて

家族の映画だったと思います。

 

だから、結局はいつもの韓国映画なのかなあ・・・な、ど、と。

 

 

『ぼくらの落第先生』(2003年)で初めて出会った

チャ・スンウォンですが、結局、いまだにあの作品での

チャ・スンウォンさんが印象深くってねー。

(『My Son あふれる想い』にまで重なってきますから・・・)

だから最初から好きだし、今も好きです。

お父さんの役・・・必ず似合うのかもしれません。

 

リュ・ドックァンはある映画のある役が不気味すぎたので

困ってますけど、他の映画は可愛いです。

韓国の男の子たちはみんな可愛いね。

この役は高3らしくって、ほんっと高3です。

彼女もいて・・・でも、しっかりした高3ですよね。

偉いわー。

 

キム・ジヨンさんに限らず

韓国のこの世代の女優さんって

なんか、ほんと、人生の本質を1秒で表現しますよね。

なぜか、いつも目頭が熱くなる・・・。

 

イ・サンフンさんは、あまり印象にない俳優さんだったけど

いそうですよ、韓国に・・・あんな刑務官の方。

刑務官の方々っていつも服役してる罪を犯した人たちと

接してるから、逆に人間として懐が深いんじゃないかって

そんな気がするんですよね・・・。

 

 

観客を選ぶ映画だと思いますが・・・

もし観ていなければ、チャレンジされてはいかがでしょうはてなマーク

こういった物語は小説ではあるかもしれないけど

映画ではちょっとお目にかかれない、と申し上げときましょう。

 

輝国山人さんのページによれば、最初に登場する囚人たちのうち

言葉を失った人物はチャン・ジン監督の実のお父さんだとか。

 

お父さんの立場になった人が

お父さんのことを思いながら観たら、いいかもはてなマーク

 

それでは、いつもありがとうですキスマーク
アンニョン(^.^/)))

 

 

 

(※ 2019年11月14日 画像を追加しました)