韓国映画 オー!ブラザーズ 2003年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョン・・・(*'-'*)ノ

 

映画について書くことに、ちょっと迷ってる気がします。

 

いつも、本当にお優しいコメントをいただきますので

すっかり慢心して

やっぱり、いつの間にか

映画について書いて、みんなに感心してもらおう

なにか、人が驚くようないいことを書いて

自分を優秀な人のように思ってもらおう、とゆう気持ちが

芽生えて、書く時もそれがあるからだと思います。

 

ここずっと、映画を観れば

普段から、それについて何を書こうかはてなマーク

考え続けているほど。

(それで実人生に支障がないことが幸いなんだけど)

 

それはいいんだけど、書いて、自分で読み返すと

どっか恥ずかしいし、ええかっこしてるな、と思ってしまう。

 

ただ、やはり何かを書いて、それを人に読んでもらうには

ある程度、誇大妄想狂っちゅうか

心を鼓舞して、自分を肯定しないと私は書けないんですわ。

・・・困ったもんです、ほんとあせる

 

それと、映画、特に韓国映画について書いた私の記事が

10年先、20年先も残っていて、お一人でもお二人でも

どなたかが映画を観る時の参考にしてくださる、って

嘘でもいいから信じていたいですやんはてなマーク

 

でも、アメーバブログも11周年ですけど

こうして無料でさしてもろてて何やけど

いつまで、記事を残してくれてはるんやろか・・・

なんて考えては、少し落ち込みます。

それだけ、頑張って書いてきたのでね。

 

まあ、何ごとも必ず変わっていき、消えていくものですが。

 

ものすごく下品な口調で

とんでもない悪意を含んだ言葉を吠え狂う醜いゲス親父が

私の大好きなアメリカの大統領に、何かの間違いで

なりくさったのでね・・・気も滅入ってます汗

 

みんな、面白半分で投票しやがったんでしょうねむかっ

ハッキリ、最も悪い前例が生まれたと思います。

今後、あんな愚か者が増えそうで、イヤですね、私は。

政治って、言ったもん勝ちの世界かよパンチ!

 

さて、さてビックリマーク

大きな顔した権力者どもに負けてても仕方がないので

気を取り直してメラメラ

10月の10日、この映画を観ましたよ。

 

 

 

 

 

オー!ブラザーズ

 

 

オー!ブラザーズ

原題:오! 브라더스
英語題:Oh! Brothers


(2003年、韓国映画、110分)


監督・脚本;キム・ヨンファ
音楽:パン・ジュンソク


出演:イ・ジョンジェ、イ・ボムス、イ・ムンシク、リュ・スンス、キム・ジュニ、パク・ヨンギュ、イ・ウォンジョン、キム・ヒョンジャ、コン・ヒョンジン、クォン・テウォン、メン・ボンハク、イ・ヒョンスク、チョン・ジェジン、カン・ヤンファ、ユン・ソウォン、パク・ソンハ、キム・サンウォン、オ・ジョンセ、オム・スジョン、ウ・スンニム、ク・ヘリョン、イ・スンジュン、イ・チャンウク、ソン・セグァン、ノ・ジノン、オ・ヨン、ソン・ジノ、パク・チュナ ほか

 

 

【あらすじ】


不倫の現場写真を撮って生計を立てている興信所のカメラマン、オ・サンウ(イ・ジョンジェ)は、仕方なく借金の取立てもやるチンピラもどきの毎日を送っていた。悪徳刑事のチョン班長(イ・ムンシク)には金をたかられ、頭を悩ませている。


そんなある日、彼の父親が亡くなったとの知らせが届いた。サンウが少年の頃、不倫していた女性のもとに走り、家族を捨てた父親は膨大な借金を残しており、なんと、その借金を相続したサンウが金を返済しなければならない。もともとサンウは父を憎み抜いてきたのに…。


そんな金はないサンウだが、さらに衝撃的だったのは彼にこれまでに一度も会ったことがない腹違いの弟がいたこと。彼は弟、ボング(イ・ボムス)を探し出し、借金を押し付けることを思いつく。早速、サンウはボングのところに行くが、弟は12歳の少年のはずなのに、どう見ても自分より年上のおじさん。ボングは実年齢の4倍の速度で老いる「早老症」の患者だったのだ。

サンウは借金から逃れるために、ボングをそれまでいた学校から連れ出し、いやいや同居を始めるが、本心ではボングを彼の母親に押し付けたい。ところが母親について訊ねるとボングは「死んだ」の一点張り。どうやら母親については触れてほしくないらしい。


そんな中、ボングはサンウがやっている金の取立てで、意外な才能を発揮することになり――!?

 

 

タイトルがコーエン兄弟の『オー・ブラザー!』(2000年)と

まぎらわしいけど、『オー・ブラザー!』の原題は

『O Brother, Where Art Thou?』で

『オー!ブラザーズ』の方は『오! 브라더스』で

翻訳をやってもらうと

やっぱり『オー!ブラザーズ』って出ました。まんまです。

 

前半は、やっぱり『レインマン』(1988年)を思い出しました。

どなたかが書かれてましたけど

韓国版『レインマン』と称されたのも納得です。

(※ロードムービーじゃないけどね・・・)

イ・ジョンジェがトム・クルーズですわ。

 

そして、見た目は大人、頭脳は子どものボング(イ・ボムス)が

大人の女性と(ほんのちょっとだけ)いい感じになるのが

トム・ハンクス主演の『ビッグ』(1988年)も彷彿とさせます。

 

くしくも、今月の16日から本国、韓国で公開される

カン・ドンウォン主演の『隠された時間』も

少し似たような設定だと予想されるのですが・・・

『隠された時間』や『ビッグ』はファンタジーで

『オー!ブラザーズ』のボングは

「早老症」とゆう病気のせいでそうなんです。

 

と、なると、またもやカン・ドンウォン主演の

世界で一番いとしい君へ』(2014年)と

つながってしまったりするワケです。

 

でも、『世界で一番いとしい君へ』を観たあとでは

早老症とゆう病気の描き方が、『オー!ブラザーズ』では

どうもしても映画的にデフォルメされてて

リアリティに欠けてるように思えてしまいます。

(12歳で身長も高すぎちゃうはてなマークと)

もちろん、私は医学に詳しいわけではないし

早老症について知識があるわけでもないんですが

そういったことは考えておきたいと思います。

 

他にフランシス・フォード・コッポラ監督の

ジャック』(1996年)って、今は亡きロビン・ウィリアムスが

やはり人の4倍の速さで老いる少年を演じた作品が

あるそうなんですが、私は観てません。

 

デヴィッド・フィンチャー監督の

ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)は

逆でしたね。

そして、ファンタジーでした。

 

 

それにしても、病気でここまで

笑いを取って大丈夫なんか!?と思いますけど

『レインマン』だって自閉症のダスティン・ホフマンが

笑いを取りまくりますからねー。

病気の人は笑いをとったらアカン

なんてこともないと思います。

そこに蔑みや嘲りでなく、優しい楽しさがあれば。

 

ボングは糖尿病も患ってますので

時間が来るとインスリンを注射せねばならず

そのせいでまた大爆笑の勘違いも生んでしまいます。

 

とにかく、前半はこれまで会ったことのない兄と弟が出会い

まあ、弟のボングは「おにいちゃ~ん」と変に慕ってきて

兄のサンウの方ではうっとおしくって仕方がない。

特に、夜中にチャッキーを怖いくせに

目覚まし時計を鳴らしながら観られて、しんどいと。

 

でもでも、はい、お約束通りなんやけどね、韓国映画。

そのボングのインパクト絶大に大人な見た目と

時間毎の注射が意外に功を奏し、役に立ちよったと、

それに、とかく、血は水よりも濃い、ってゆうものですし

なんやかんや、一緒にいたら楽しい。

いつしか兄弟の間に絆が・・・って展開で・・・

最後、やられました。

号泣ですわ・゜・(ノД`)・゜・

 

うーん、実に、韓国映画。

この優しさが、たまらない。

 

 

イ・ジョンジェもイ・ボムスもほんとに良かったですねー。

この二人が兄弟だなんて、嘘みたいですけど

映画を観終える頃にはそう見えてくるから、不思議だニコニコ

 

イ・ジョンジェさんの少年時代を演じた子が

また似てましてね~。

 

イ・ムンシクさんは韓国版ジョー・ペシみたいな感じで

ニヤニヤ笑ってるけど、急に凶暴化するとゆう。

笑わせてもらったけど、あんな人はイヤかなーあせる

 

イ・ムンシクさんもですが

リュ・スンスさんとイ・ウォンジョンさんも

このあとで観た『達磨よ、遊ぼう!』にも出てたので

最近、とりわけ親しみ深い音譜

 

パク・ヨンギュさんも面白かったですね。

なんていい表情なのかしら合格

 

 
キム・ヨンファ監督にとって

『オー!ブラザーズ』は長編商業作品として

監督第1作目だったわけですが、このあと

カンナさん大成功です!』(2006年)

国家代表!?』(2009年)

ミスターGO!』(2013年)の3作品を作っておられ

どれも大ヒットしてるのが凄いし

私もこうして4作とも観ましたけど

やっぱり面白いし、心に響く感動作ばかり。

特に『カンナさん』は好きですなードキドキ

DVD持ってます。

と、書いてるとまた観返したくなるクラッカー

 

 

 

 

 

あ、オ・ダルスさんやスエ、オ・ヨンソが出演する

『国家代表』の7年ぶりの続編、『国家代表2』は

どないなってますかねはてなマーク

(「こけた」との噂も・・・あせる

 

『プリースト 悪魔を葬る者』では

何百日後、事故が起きる~

何百日後、人類が滅びる~、と怖かった

パク・ソダムちゃんも特別出演してるとのことですし

今回は女の子の映画のようなので期待してるんですが音譜

 

 

 

 
『オー!ブラザーズ』

音楽がとてもいい映画でもあるんですけど、特に

中盤でボングが(ちょっと悪い方に)覚醒する時

ワイルド・チェリーの「Play that funky music」が流れて

盛り上がりますし、劇中(一瞬)とエンドタイトルの二度

英国のロックバンド、スウェードの「Beautiful Ones」が

異常にどでかい音で鳴ります。

 

韓国映画ってあまり英米の既存のポップ・ミュージックが

流れる印象はそれほどないんだけど

知ってる曲が使われてると、私も高揚させていただくのでした音譜

 

キム・ヨンファ監督は

『カンナさん』ではブロンディの「マリア」を使い

『ミスターGO』ではダイアー・ストレイツの「Walk Of Life」を

使っているので、英米のロックが好きなんじゃないかなー。

 

 
繰り返しますが、最後の十分は号泣ものです。

めっちゃ、いい泣き方ができます。

私の大好きな感動があります。

 

私の記事では詳しくは書きませんが

その終わり方だけで、観るに値する傑作だと思う。

 

また、ほんとに笑えるし、韓国映画特有のあたたかみが最高。

 

2003年と、かなり前の映画やけど

レンタルさんで見つけたり、テレビで放送されたら

是非、観てくださいね映画

 

 

ところでボングのママの再婚相手って日本人!?

あの子の最初の第一声が

日本語で「マタキタノカヨ?フケ顔!」だったりしたので(^_^;)

 

で、「おでん」ってやっぱり韓国発はてなマーク日本発はてなマーク

「おでん」ってよく聞くけどね・・・!!

 

 

それでは、今日も読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

慢心せず、威張り屋になったりせず

読んでもらう皆さんに喜んでもらえる記事を

書いていかな、アカンなあ!?

 

またです、アンニョン(^.^/)))

 

 

※ 2020年5月22日 画像を追加しました。