君のいない迷路 146 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

3人がフライトの前にラインをくれた

『今から会いに行くよ』(彼)

『会ったらハグするからな!』(内田)

『こんな二人を連れて行きます(笑)』(池田)

 

楽しい雰囲気がこっちまで伝わってきた

 

『待ってるよ!

 ハグ大歓迎!』

 

返信したら

彼が吃驚した顔のスタンプを送ってきた

 

アメリカに来るんだから

それくらいは許されると思うな 

 

『ふふ ・・・ 郷に入れば郷に従えだな

 俺達限定にして欲しいけど』

 

池田君、二人の代弁者みたいだ(笑)

 

『もちろん、ローダンセ限定だよ』

 

3人ともニコニコ顔のスタンプを送ってきて

同じ顔が3枚並んだ

 

『智は何するの?』

 

『夕飯の用意だよ

 4人でディナーだよ

 お酒も用意したから

 お楽しみに!』

 

昨日のラインで

気にしてたみたいだから

そこは強調しておかないと

 

トニーたちにも再度断りを入れた

二人とも『疲れてる友人を休ませてあげて』

そう言ってくれた

僕を迎えに来てくれる時

差し入れを持ってきてくれるみたいだけど

(ケーキらしい)

 

『大野の手料理か

 俺初めてだから楽しみ』

 

池田君、家に泊まりに来たことなかったな

 

『大したものは出来ないけど

 美味しい物を作る予定』

 

『楽しみが出来たな』

 

『そろそろ搭乗するよ

 じゃあ、9時間後に!』

 

彼のラインで終了した

 

いよいよ、こっちに来るんだ

考えただけで嬉しくなってくる

 

「智、内田君たちから?」

 

既にシャワー詫びて

出掛ける準備万端の先輩

いくらなんでも早いと思うんだよな

だって ・・・ まだ朝の7時前なんだけど

 

「今から乗り込むみたいです」

 

「彼らにも会いたいんだよな ・・・

 時間作って欲しいって言っといて

 ランチでもディナーでもどっちでもいいから」

 

先輩は内田に会いたいみたいだ

偶にラインしてると言ってたから

 

「ええ、聞いておきます」

 

「こんな早く起きて

 お前は何をするの?」

 

「夕食の支度!

 今日は外食したくないだろうから

 ここで食べようと思って」

 

「確かに、のんびりしたいよな」

 

「ええ、飲んで食べてですけど

 それにしても先輩早すぎ

 行く前に疲れますよ」

 

いつもは結構遅くまで寝てるんだけど

気持ちは分からないでもない

(僕も早く起きちゃったし)

 

バツが悪そうな顔で頭を掻きながら

 

「眠れなかったんだよ

 寝よう思えば思うほど

 目が冴えちゃって ・・・」

 

苦笑いを浮かべて椅子に座った

 

「朝ごはん食べて

 少し仮眠したらどうです

 起こしますよ」

 

先輩は彼女さんと合流したら

車で4時間ほどの所にある

ヨセミテ国立公園に向かい

その近くのホテルに泊まる

(観光は明日からみたいだけど)

車の運転が有るから

寝た方が良いんだけど

 

「そうした方が良いか?」

 

「そう思うけど」

 

「んじゃ、食べるか ・・・」

 

「じゃあ、待っててください」

 

トーストとハムエッグで良いかな

飲み物はカフェオレで ・・・

 

気合入ってるけど

着替えた方が良いと思うんだよな ・・・

 

「先輩、行くまで楽な格好してたら

 それだと皺になっちゃうよ」

 

うっかりしてたという顔をして

慌てて部屋に入って行く

 

楽しみなのは僕も一緒だから

人の事は言えないけど

熊さんみたいな先輩が

今日はすごく可愛い(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>