妖精たちの音楽会 3 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

二人の父の子どもたちの歌が終わり

ステージ脇に控えるは智’sの面々

今回はライブに参加しなくても良いと

思っていた彼らですが

やるとなったら全力で挑む方々です

(みんな負けず嫌いだものね)

 

「若ちゃん、大丈夫?」

声を掛けたのは画伯

 

「小さい子らがあんなに頑張ってるんだ

 私も頑張るよ!

 楽しまないと損だからな」

 

江戸時代にはこの時代の歌やダンスはない

若ちゃんはこの時代の歌もダンスも結構好きだ

 

「お二人さん 俺も混ぜて」

 

豆屋がにやりと笑って

二人の間に立つ

 

「画伯、俺を置いて行かないでくださいって」

 

ムスッとした顔の長が画伯の横に並ぶ

 

「蒼灯殿「カイト」とはなんです?」

 

歌は憶えたけれど

カイトの意味を聞きそびれて

ずっと気になっていた若ちゃん

 

「カイトは凧だよ」

 

「正月にあげるあれか?」

 

凧揚げの仕草をする若ちゃん

画伯と長がそれを見て大きく頷く

 

「なるほど ・・・ カイトは私たちだな ・・・」

 

「ああ、私たちの中にある夢や希望だな ・・・」

 

若ちゃんは歌詞の意味を考えていたようです

豆屋の言葉に頷く3人

 

 

その近くにいる画伯父ちゃんと翔父

そこにてんとう虫の二人が並ぶ

 

「智君、落ち着いてね」

 

翔さんの言葉に笑顔で頷く智くん

 

「彼は大丈夫だよ(笑)」

 

画伯父ちゃんがくすくす笑う

何故なら翔さんが一番緊張してるように見えたからだ

 

「画伯(父ちゃん)傍に居るから

 とても心強いです」

 

「そう言って貰えると嬉しいよ

 翔、彼の事を頼んだよ」

 

翔さんの事を画伯父ちゃんに頼まれた翔父

 

「一緒に観てるよ」

 

翔父に肩を組まれて

ちょっとだけ恥ずかしくなった翔さん

(二人とも過保護だから)

 

そこの社長と副社長が来て

 

「俺も混ぜてくださいね」

 

社長が画伯父ちゃんの隣に並ぶ

 

「最前列で見るんじゃないんですか?

 上ちゃんたちは既に客席に居ますよ」

 

副社長が2人を客席に誘う

 

「じゃあ、客席で見てるね」

二人が客席に向かった

 

「マスター 一緒に行こう!」

 

ケットcafeと蒼の隠れ家のマスター

この二人、昔からの知り合いの様です 

 

「良いよ、ケットのマスター」

 

「ややこしいな ・・・」

 

「あはは、俺は店のマスターだけど

 あんたは違うもんな(笑)」

 

「俺は何でも屋(笑)

 意外だったよ

 あんたが歌うって」

 

「家のウェイターに嵌められた

 ほんと、祭り好きなんだから」

 

忌々しそうに言うけれど

そこまで嫌ではないみたいだ

 

「楽しければいいんだよ」

 

「こうなったら楽しむよ」

 

満面の笑みを浮かべる

 

 

 

若ちゃん、豆屋、長、画伯

画伯父ちゃん、智君(てんとう虫)社長

ケットマスター、マスター(蒼の隠れ家)

 

チーム智’s の面々は程よい緊張感で

出番を待っています

 

二人の父の子どもたちがステージから戻り

智’s達を見送ります

 

「とうちゃん、みんな

 がんばってね~」

 

可愛らしい声援を受けステージに

『カイト』の歌が始まりました

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>

 

ソラス、智にぃ

そして翔’sのステージと続きます

あと5話くらいで終われるかな?

もう少しお付き合いください