妖精たちの音楽会 2 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

フェアリーズ&大ちゃん、蒼ちゃんの歌が終わり

ステージには侯爵と緋~ちゃんが登場

 

「トップバッターのフェアリーズ

 いつ見ても可愛いよねぇ」

 

侯爵が緩み切った笑みを浮かべる

 

「実は一番人気はフェアリーズだって

 知ってました?」

 

「そうじゃなかと思ってたけど

 やっぱりそうなの?」

 

客席からも「知ってる!」って声が掛かる

 

「ええ、大人気です(笑)

 元気の出る曲と笑顔になれる曲を

 みんな楽しんでくれたかな」

 

「聞くまでもなく楽しんでくれたよ

 次の二人の歌

 一人は骨董屋さんだって

 気が付いてましたか?」

 

「ステージ上の彼は別人ですから」

 

きっぱり言い切る緋~ちゃん

 

「そしてもう一人は絵描きさん

 その二人が圧巻のダンスと歌を

 披露してくれるから

 息するのも忘れちゃった

 ステージ傍で見てた

 これから出てくる面々も魅了されてた」

 

「されてましたね

 2曲もとっても素晴らしかった

 お手伝いしてくださった皆様

 ありがとうございました

 続いて登場するのは」

 

「フェアリーズと同じくらい可愛い

 5人兄弟です」

 

「ゴスペル調の曲なので

 コーラスにも力を入れました

 お手伝い下さる皆様

 スタンバイをお願いします」

 

侯爵と緋~ちゃんが話を続ます

 

ステージ横でスタンバイしている

二人の父の子ども達

その横で一番緊張しているのが翔父

画伯父ちゃんは苦笑いを浮かべながら

翔父の背中に手を置いて

5人に話をする

 

「少ない時間だったけど

 ちゃんと練習も出来たし

 5人の息もピッタリ合ってる

 自信を持って歌っておいで

 一番大事なのは楽しむことだよ」

 

「精一杯楽しんで歌うよ」

 

「楽しい曲だから

 みんなで歌えるのがうれしい」

 

「僕のダンス見ててね」

 

「ハル いっしょにがんばろうね!」

 

「うん、ちち、とうちゃん

 ちゃんとみててよ~」

 

肇君、零治君、健太君、悟君、ハル君が

順番に意気込みを話していく

 

「父が一番緊張してるみたいだよ(笑)

 一言、言ってあげないと」

 

「5人が歌って踊ってくれるだけで

 父は最高に幸せだよ

 ステージ横で見てる」

 

既にウルウルしてる翔父

涙もろいのは(誰かさんと同じかな)

 

「みんな、そろそろでばんなの~

 おいらたちも こーらすてつだうね」

 

さとちが5人に声を掛ける

フェアリーズも白の聖歌隊の衣装を身に着けて

5人とハイタッチしてステージに出ていく

 

二人の父の子どもたちの衣装は特別仕様

羽衣みたいにひらひらしてる

 

「みんな楽しんで歌ってね!」

 

「俺たちも見てるから」

 

てんとう虫の智君と翔さんも5人にエールを送る

 

「肇、円陣」

 

「はい」

画伯父ちゃんに促されて

右手を前に出すと

4人がその上に手を重ねていく

 

「笑顔で精一杯歌って踊ろう!」

 

「お~!」

 

ステージの二人が曲紹介をする

 

『次の曲は『光』」

 

前奏が流れコーラス隊が歌いだし

5人がステージに飛び出して行く

 

歌いだしは肇君

それぞれのpartを精一杯歌っていく

 

「君たち5人が力を合わせれば

 何も怖い物なんかないよ ・・・」

 

翔父がそう言って

画伯父ちゃんと手を繋ぐ

 

「俺たちの自慢の息子たち ・・・

 立ち止まるようなことが有っても

 この歌を思い出して

 希望の光は

 必ず暗闇を照らしてくれるよ ・・・」

 

目を細めて眺める二人

紛れもなく5人の父の眼差しだった

 

 

 

 

 

<続きます>