I'm crazy about you 1 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

いつもの光景 ・・・ 向かいの席でじゃれあう二人

クスクス笑いながら、楽しそうに話してる

 

いつからだろう、直視できなくなったのは

ニノに向けられたアナタの笑顔を見る度に

・・・・・・  胸がチクって痛む

 

 

出来る事は、新聞で視界を遮ること

 

 

決して二宮が特別じゃないんだ ・・・ 分かってる

だけど ・・・ 俺にだけはしない ・・・

・・・・ 透けてるのかな ・・・ 俺の邪な想い 

 

 

 

 

「どうしたの、そんな怖い顔して」

 

俺の目の前に、ぬっと顔を出す雅紀

 

 

「おはよう ・・・ 別に ・・」

 

新聞を畳みながら投げやりに答える

俺の隣に腰掛けて

 

 

「ふ~ん ・・・ そう言う事  うふふっ ・・・ 分かりやす」

って、呟く

 

 

「何?何が分かりやすいの?」

って、横目で睨むと

 

 

「なに遠慮してんの ・・・

 別にあの二人付き合ってる訳じゃないんだから」

って呆れたような顔をする

 

 

「何それ ・・・ 俺が拗ねてるみたいじゃん ・・ 違うから」

 

 

「分かった ・・・ 大ちゃん、楽しそうだね ・・・ 俺も混ぜて」

って、立ち上がって二人の所へ

 

 

その様子を見つめてる俺を、上目使いで見つめる二宮と目が合った

口角をちょっとあげて、ニヤッリと笑って

智君の肩に手を廻す

 

 

明らかに反応を楽しんでる? ・・・ やっぱり透けてのか? ・・・

いやいや完璧に気持ち隠してるから ・・・って何の気持ちだよ ・・・

 

 

確かにいつも思ってるよ

あの華奢な体を抱きしめて

耳元で好きだって囁いて

あの柔らかそうな唇に触れてみたいとか ・・・

 

 

思い浮かぶ邪な想いを振り払う様に頭を振って

掌で顔を隠して俯いた

 

 

 

「翔君、どうした?」

 

心配そうな顔をしたアナタが俺の顔を覗き込んで

そのまま隣に座った

 

 

「えっ ・・・ ど ・・・ どうもしない ・・・ 元気だよ」

 

吃驚した ・・・ 大好きな顔が目の前って ・・・ 心臓バクバクしてきた

 

 

「ほんと? ずっと、浮かない顔してるし ・・・ 熱とかない?」

そう言って俺の額に手を当てる

 

 

妄想が暴走する ・・・ 落ち着け ・・・ 落ち着け俺 ・・・

 

 

智君の手首を掴んで額から手を離す

 

「熱なんてないって ・・・ ありがとう 心配してくれて」

って、言えば

 

 

 

「それならいいけど、翔君がんばりすぎるから ・・・」

そう言って、俺の大好きなフニャッとした顔で笑う

 

 

 

その笑顔だけで ・・・  一日笑顔で居られる

 

触れ合う肩から、俺の鼓動が伝わったらどうしよう ・・・

一生懸命話してくれるアナタの声が頭を素通りしてく ・・・

 

 

「なぁ ・・・ 聞いてる?」

って、アナタが俺の腕を掴んだ

 

 

「聞いてるよ」

 

疑り深そうな顔をして

「なんて言った?」

って聞かれた

 

 

拙いよ、ドキドキして ・・・ 綺麗な顔に見惚れてたよ ・・・ 

さっき、頑張り過ぎって言ってたから、仕事の事だよな

 

 

「仕事忙しいの? ・・・」

そう答えると

 

 

ちょっと怒った声で

 

「ちげぇよ ・・・ 聞いてねぇじゃん ・・・ 

 やっぱ疲れてんだな ・・・ またにするは 」

 

そう言って、立ち上がって二宮の隣に座った

 

 

 

「どしたの?ぼ~っとして ・・・ 珍しくリーダーが誘ってたのに

 調子が悪いの?」

って、心配そうな顔をする

 

 

「マジで、誘われてたの ・・・ どうしよう ・・・ マジで?」

 

 

「うん、小さい声だったけど、飲み行かないって

 聞こえてなかったの」

 

 

 

何たる不覚 ・・・ 折角誘ってくれたのに ・・・

 

 

「そんな落ち込まなくても、自分から誘えばいいじゃん

 今言えばOKしてくれんじゃない ・・・

 翔さんが言わないんなら、俺が誘うけど

 だって、今日予定がないって事でしょ」

 

 

「うん、誘ってみる ・・・」


そう言って、智君の傍に行く

 

 

「智君、ちょっといい?」

 

 

「うん、いいけど」

 

 

そう言って、腕を掴んで廊下に連れて行く

 

 

「なに?」

 

 

「さっきはごめん、ぼんやりしてたの

 今日空いてる、飲みに行けるよ」

 

そう言うと、ちょっと戸惑った顔をして

 

 

「無理すんな  ・・ 疲れてんだから休め」

って、曖昧な顔で笑った

 

 

「それだけ?」

って、尋ねられて

 

 

「俺、疲れてない ・・・」

って答えると

 

 

「そう ・・・ 気分が乗らない時は断って良いし ・・・

 気を使わなくても ・・・」

 

って、淋しそうに呟いて

 

「戻っていい?」

って言って、部屋に帰って行った

 

 

 

 

誤解された ・・・ ダメだ ・・・

気持ちが溢れすぎて ・・・

 

 

 

その日1日、智君は元気がなかった

もしかして俺のせい?

傷つけちゃったのかな ・・・ 違うのに ・・・

 

 

 

 

 

好きなんだ ・・・ 

メンバーとしてじゃない ・・・ ガチなんだ ・・・

 

 

 

 

 

 

この気持ちは伝えられないでしょ ・・・

 

 

 

 

 

だって、嫌われたくない ・・・

 

 

<続きます>

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

本日二度目でございます

 

翔君バースデイ企画のお話です

3~4話くらいで終わる予定です

 

よろしくお付き合いください