Another world 14 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

お前の声が遠くに聞こえる

 

 

体だけならいらない ・・・ その言葉が頭の中を駆け巡る

予想してなかった答え ・・・ 本気で言ってるのか?

 

 

自分の立場考えろ

好きだから付き合おう ・・・ そんな子供みたいな ・・・

 

 

俺とお前、本気になった先に待ってるのは ・・・ 漆黒の闇

 

お前には陽の当たる道を歩いて欲しいから

 

 

好きだって言ってくれた、その言葉で充分だから

 

 

 

「本気で言ってるんだな、体だけはいらないって」

そう問いかけると、まっすぐに俺を見据えて大きく頷く

 

・・・ で も ・・・ ダ メ だ  ・・・

 

 

「俺はずっとアナタが好きだった ・・・ 

 気持ち伝えたら今までの関係が壊れるって思ってた

 

 あの時、アナタを抱く前に伝えるべきだった

 遊びなんかじゃない ・・・本気だって ・・」

 

 

知ってた、お前が俺の事好きなの ・・・ だから ・・・ 挑発した

 

 

「本気?なら、何で他の奴と遊べる ・・・

 それに、さっき躊躇したよな ・・・ 今更遅えんだよ」

 

 

お前の瞳を見て、吐き捨てるように言う

お前のペースに嵌ったら、全て見透かされそうで

 

 

 

「本当の俺の姿見られたくなかった・・・アナタにとって俺は優等生で

 嫌われたくなかったんだ」

 

気持ちの昂ぶりを抑えるように、固く手を握り締めて

俺から目を逸らさず、じっと見つめる

俺の大好きな瞳で

 

 

 

「お前の心はいらない ・・・俺が欲しいのは ・・・ か ら だ だけ ・・・

 嫌なら帰れ 」

 

 

 

俺の心は昔からお前の物だよ ・・・ だけど一生言わない

俺に守るものなんてない ・・・ あるとしたらお前だけ

 

 

ここまで言ったんだ、諦めて帰るだろう

そう思って、リビングのドアを開けに行こうとしたとき

 

 

不意に、背中から抱きしめられる

 

 

「アナタが俺を見てくれるまで待つ

 どんなに時間かかっても、好きって言わせるから」

って耳元で囁く

 

 

夢のようだよ ・・・ 俺を好きだって ・・・ 意気地がないのは俺

だけど覚悟は出来てんのか?

いばらの道を歩く覚悟が ・・・

 

 

 

「ふっ ・・・ 本気になったら、何が待ってる ・・・

 堂々と付き合ってます宣言でもするのか?

 結局、甘いんだよ、頭冷やして考えてみろ

 

 だからさぁ ・・・ 俺はお前の遊び相手になってやる

 それだけだ ・・・ それ以上でも以下でもない」

 

 

そう言って、お前の腕からすり抜けようとすると

腕をとって、反転させられ、そのまま抱き寄せられる

 

 

「同じ事何度も言わせないで、俺が欲しいのはアナタ

 アナタが望むなら公表してもいい ・・・ それで仕事がなくなっても」

 

 

そう言って、俺の頬を両手で挟み

 

俺の唇に、お前のそれをそっと重ねる

その口付けは、愛おしむように優しく、甘く ・・・

 

 

そっと唇を離して

 

 

「俺の唇はアナタだけの物だから、覚えておいて

 

 それから ・・・ 一から始めたい、俺と付き合って下さい

俺の気持ちは伝えた ・・・ 後に引く気はない

 

 今度はアナタが考える番だから、本気で考えて

それまで指一本触れない」

 

 

そう言って、優しく笑う

 

 

「指一本って 今キスしただろう」

って、文句を言うと

 

 

「ふふふっ 唇に指は触れてないから ・・・

 今日は帰るね ・・・俺自信あるから、アナタ俺の事好きでしょ」

 

 

そう言って、部屋から出て行こうとする

 

 

「誰がお前なんか好きになるか」

って呟くと

 

 

俺の目の前に戻って来て

 

 

「素直じゃない智君も大好きだから」

って耳元で囁いて

 

 

「お邪魔しました」

って、丁寧にお辞儀をして帰って行った

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

こんばんは

 

今日はAnotherにしました

忘れてしまいそうで

 

暫く、Ray  Ray  Another

みたいな更新になります

 

Rayが切ないからAnotherで息抜きって思ってたら

こっちも相当切ない ・・・ ごめんなさい

 

素直になれない智君

どうなりますやら

 

 

拙いお話にお付き合いくださり

ありがとうございます