ピンクのシャツを脱いでも彼は好青年だった。

相性もばっちりだった。

夢のような時間は過ぎた。。。。

心地よい筋肉痛の翌日

彼から遅刻謝罪のメールが届いた。。。。

私のリードで交際は始った。

しかし、遅刻は続いた。。。

約束を守れない男だった。

ルックスよし、肉体よし。

職業よし。学歴よし。

会話もよし。

悪いところはない完璧な好青年。

しかし、約束の時間通りにくることは一度もなかった。

私だって忙しいんだ!

仕事でも、プライベートでも時間は守る。これは当然だ。

好青年を振った。

「時間を守れない人間は 嫌いだ」

好青年は振られたことがなかったようだ

「俺を振るなんてとんでもない!!俺を振ってもいいのか!そんな年になってなにをいってるんだ!

もう、俺以上の男なんか出会わないぞ!」

私の結論に間違いはなかった。

その後、確かに彼のような好青年にはめったに出会わない。。。

でも私に後悔はひとつもない。

たまに胸板を懐かしくおもうことはあるのは事実だけど。。。。。。

8時半には渋谷に到着



大人の女はクールに。。。


21時5分少し遅れてラウンジへ

胸板の厚い好青年はまだだった。。。。

とりあえずグラスビールを注文し 彼を待つ。。。


21時半 彼は来ない。。。

そこへ ラウンジの責任者と名乗る男性が私に

「あちらのお客様がお好きなものをごちそうしたいとのことです」

「ありがたいですが、人を待っているので結構です」


22時 彼は来ない。。。

「度々申し訳ありません。 今度はあちらのお客様がお街の間いっしょにどうですか?とのことです」

「お気持ちはうれしいのですが。。。人をまっています。」


22時半 彼は来ない。。。

「失礼だと思いますが、お待ちの方は来ないのではないでしょうか?


もしよければ、なにか御馳走させてください。。」


ここは一流ホテルではないのか?

なぜこんなに私を心配してくれる人が多いのだろう。。。


「結構です。まもなく彼が来ますので!」


(??まだ 彼じゃないけど。。。まあいいか。彼氏にしとこう・・・)


23時 彼は来ない。。。

「本当に 御馳走させてください。遠慮しないで。こちらも女性と話せてうれしいのですから。。。」


「(もう 彼は来ないのかな・・・初デイトなのに。。。)

 じゃ、遠慮なく シャンパンをいただきます。」


「喜んで。 貴方を随分待たせている男性は罪な人ですね」

「そうですね。ほんと 最低な男ですね」


「でも、お待ちになっているなんて、とっても素敵な殿方なのでしょうね。。。」


(胸板の厚い 好青年です!  ・・・・たたたぶん。。。)

「いいんです。もう、飲みましょう!! いただきます!」

「かんぱーい!!」


これも新しい出会いだ!!楽しんじゃおう!!

切り替えが早いのが私のよいところ。。。。。


24時10分前

「彼女を楽しませていただきありがとうございます。

 これからは僕が変わります。 」


閉店前の店内には私が待っている男の顔を一目見ようとしているのか?

ずいぶん残っていた。店内のほとんどが彼を見た。


(何事だ??)


ピンクのワイシャツがとっても似合っていた好青年がそこにいた。

私はシャンパンがまわってへらへらしていた。


ピンクのワイシャツの好青年は、だれがみても好青年だったようだ。

店内全員がある男性に注目している。。。。


そう、彼は2時間も私を待たせた最低男 ピンクのシャツの胸板の厚い好青年だった。


隣のお兄さんは

「彼だったらしょうがない。。。僕は帰ります。つなぎは終わりです。彼女を待たせちゃだめですよ」

ラウンジの責任者は


「たくさんの男性が彼女に御馳走したいとおっしゃっていましたが


彼女は貴方様をずっとおひとりで待っておりました。どうか彼女においしいお食事を」

気の利く責任者である。さすがに一流ホテルだ!

しかーし私は間違いなくお隣のお兄さんとシャンパンを飲んで上機嫌だった。


そう、ピンクのシャツの似合う好青年は

初デイトに2時間遅れてきたのだった。。。。



「ごめんね。。。ずいぶん遅れてしまって。。。。」



笑顔がかわいくて

すっかり許してしまった。。。


大物を釣り上げるのは 引いて引いてじらしてじらして追いかけさせる。。。


それどころか、 

1時間後には、もっと大人の関係になった。


だって彼はだれもが認める好青年。しかたない。。。

御馳走されたシャンパンがとてもおいしかったから。。。しかたない。。。





初デイトに遅刻する男。


























長く生きている分 経験が多い

嘘のような本当の話がまだまだあります。

彼はオランダ人のおじい様を持つクォーター

胸板が厚くスーツが似合う。室伏選手のような体形で、がっちりしたいい男。だれがみたって好青年。

待ち合わせして彼が入ってくると女性は必ずチェックする。

いわゆる3高(←古い?)が動いてる。。そんな好青年。

私の悪友の同級生Tは大手商社に就職した。

彼とは社会人になってからあっていなかったけど私の隣の先輩(男性)がなんとなく話した後輩の話に

「?」と思った。

「それって。。。○○君じゃないですか?」

「なんでお前が知ってるの??」

「同級生なんです」

「え??本当??じゃ 今用事もあるし電話してみよう」

世の中狭い。

「となりの自称3高を名乗る先輩の後輩は間違いなく私の同級生Tだった」

同級生は同級生

昔のように仲良しになるのは当然。

同級生には会社のしがらみも建前も、まったくいらない。

彼といつものようにしごと終りに食事をしようということになった

せっかくだから、友達も呼ぼう!ということになり即席合コンとなった。

彼が連れてきたのが、胸板の厚い彼だった。

即席合コンでは一番人気だった。

そんな彼がなぜかずいぶん年上の私に興味をもってくれた。。。。ようだった。

案の定翌日お食事のお誘いメールが。。。

大人の女はクールに。


もちろん「作戦」なのである。

大物を釣り上げるのはひと苦労。。。

簡単ではない。

「引いて引いて餌をしかけて じっと待つ」作戦は大成功

ついに初デート

21時渋谷某ホテルのラウンジ。

仕事なんかまったく手に付かなかった。してきたメイクを全部落とし、

いちからスタンバイ。

髪も巻直して とりあえず朝一番の状態に。

さて渋谷。。。。