私の大好きなドラマ

ロングバケーション


くじけそうな時に必ず観るドラマ。

ほんとうに元気になるからお勧めです。


まさにその登場人物とまったく同じ生活がはじまった。

残念なことに彼はキムタクとは似ても似つかなかった。

私も、(似てるといってくれる人はいるけど。。。)山口智子でもなかった。



快適な三階建ての一軒家で

私たちはお互いの仕事に出かけ、夜はそれぞれ帰宅した。

食事はすべて別々だけど。

週に一度土曜日のランチは一緒にしようという約束をきめた。


互いの親にも当然説明し了解を得た。

私の母はいつかきっと結婚するのかしら。。。。と思っていた。

彼の母もそう思っていたかもしれない。

本人同士は、ルームシェアと考えていた。


毎週末はそれぞれのお友達を招いては2階の巨大リビングでパーティ。

たまに、車で遠出したり。。。

それぞれの親が来たときは親孝行。

共同生活は想像以上に楽しかった。。


しかし・・・・問題が出てきた。


一軒家はご近所付き合いが大変。

ゴミ当番、お掃除当番・・・・・・・・・

近所からは若い男女が一軒家で仲良く暮らしている=当然夫婦と思われる。


私は仕事上朝早くスーツで出かけ、夜は接待などもありタクシーで帰ることもしばしば。

彼は業界人間なのでいわゆるカジュアルな服装で時間も仕事によってバラバラ。

夜が遅いことも多いので、彼はげんちゃりを通勤に使っていた。


朝早いのは私。だからゴミ登板も必然的に私の役目。


ご近所さんは噂話は大好き。

いつの間にかとんでもない噂話が・・・・


「彼はヒモなの?生活はあなたが支えてるの?」


「?????」


「やっぱり年上女房は彼を養ってあげるの大変なの??」


噂は怖い。。。。

毎朝毎朝 おばちゃんたちの立ち話・・・毎日聞く方は大変。

彼はまったく気がつかない。。。



私たちはただ楽しく生活しているだけなのに。。。。


中野の住人はロングバケーションな生活を理解してくれない。。。。

中目黒や恵比寿だったらそんなことはなかったかもしれない。。。ここは庶民の街 中野だった。


毎日スーツで朝早く出かける私はだんだんストレスになった。


土曜日は遅く起きる私に、土曜日も仕事が多い彼はランチをともにする約束を果たすべく、

コロッケを作ってくれていた。


殿方が料理をする姿をしらなかった私。

良妻賢母の教育を受けきた私。


ただの同居生活だったはずなのに。。。


「男が昼からコロッケ作り??だからヒモっていわれるのよ。。。」


私の中で勝手に彼に不満が出てきた。。。。。。。

さみしいのがいやだっただけで 同居してさみしさを紛らそうとした私。。。。



自分勝手なのはよくわかった。

自分勝手に不満は膨らんでいった。。。。


そう彼はまったく悪くない。

彼はいつもマイペース。彼は自由人誰も彼を縛れない。

そこが彼のよいところ。

彼はいつでもだれにでもやさしい。。。

そこが彼のよいところ。

彼は私にだけ特別やさしいだけではない。。。


そう、そこが気に入らなくなったとこ。。。。

私の勝手な不満はだんだんと増えていった。


彼はいつもマイペース



3年間一緒に過ごした彼と別れた後

仕事に没頭していた私。


さみしさと孤独をごまかすように私は仲良しの男友達と一緒に共同生活を始めることになる。


もう恋なんてしないだろう。。。

でも一人はさみしい。

そんなずるいことを考えてしまった。


仲良しの6つ年下の男友達は距離感が絶妙。。。

けして恋愛関係にならずでも困った時にはいつもいてくれる。

楽しい時もそばにいた。恋愛に夢中になると遠くにいる。。。。

だけど誰にもとられたくないかわいい弟君のような存在。。。。


彼氏がいないと彼にあう機会が増える。

かっこつけなくてよい彼は居心地がとってもいい。

ラーメン屋もいけるし、すっぴんでも会える。


そんな彼と中野をぶらぶらしていた時、

引越しを考えている彼と一緒に不動産屋さんへついていった。

家賃が安くて広い家。。。

不動産屋さんは二人で住む家と勘違いするのは当然だ。

だって二人はとても仲良し。。。。


大家さんの都合で本日出てきたお勧め物件の一軒家を案内された。

図面があまりにも素晴らしいため、私たちは興味本位で見に行った。


一軒家は素晴らしいい・・・・

築10年だったが内装をリフォームしたばかりの新築同様の3階建

1階がお風呂場とトイレとゲストルーム

2階はキッチンとリビング(ダンスだってできる。。。)

3階は2つのベットルームとバルコニー

小さいけど中庭もある。。。


素晴らしい。。。そして安い。



海外暮らしの経験のある彼はルームシェアは当たり前。。。

国籍の違う人間と暮らしたことがあれば、女である私と住んでもまったく抵抗はない。


私は 一軒家に一目ぼれ。。。。



こうして、引越したい彼と彼氏もいなくて仕事ばかりの孤独な女のニーズは一致した。


そして間もなくロングバケーションな生活がはじまった。




一番愛してくれた人と別れ

その後  私は一番愛した人と出会うことになる。。。



プロジェクト解散から10年 みんななにしてるの?会の案内が私に届いた。。。

プロジェクトで人気者だった私は、彼との交際を秘密にしていた。。。。

だからこんな案内が来たのかも。。。


頻繁にあっているひとりは、私と彼の3年間を知っている。。。しかし他のメンバーはまったくしらない。

みんな仲良しだったから、当然この会に 私もいて、彼もいなければならない。。。



10年経った、たくさん恋もした。もう、過去にできたかも。。


秘密を知っている彼女だけが、

欠席したら??といっていた。または、彼を来させないようにするって張り切っていた。


わざと遅れていった。

正直、時間が迫ると行くことにためらいが出てきた。。。。



すでに会は始って、少しだけ大人になったみんなが大騒ぎしていた。

一瞬で彼をみつけた。

遠くに座った。。。。それが精一杯だった。


終盤になり、突然彼は私のとなりにやってきた。

相変わらずの懐かしいやさしい笑顔だった。


当然大人になった私をみせたかった。。。

その瞬間、右目から涙があふれ出てきた。彼の座っている右側だけ。。。

不思議だった。



涙の意味はわからなかった。

懐かしいのか?思い出したのか?忘れたことが悲しいのか?

涙の理由はわからなかった。



彼は私より14才も上だった。

28歳の私には14歳上は素敵な大人の男だった。

38歳の私は14歳上はおじさんだった。

彼もわかっていた。38歳の私は41歳でこんなことになるなんて考えてもいなかった。

若者たちに囲まれ、姐さんとして張り切っていた。

年下のBFもいた。。。


彼もわかっていた。

楽しい10年を送ってきたんだね。今の俺には興味ないだろう。。。

そう、私が好きだったあなたは10年前のあなた。今のあなたではない。。。


一緒に過ごしていれば二人で年をとった10年。。。



何かが確実に終わってしまった。

というか何かが過去になった。

あんなに大好きだった人が、過去になった。









物事はいつか過去になる。。。