《70-14 スター誕生の巻①》
金のためなら、何でもやるヤツだとは思ったが。
飛田松五郎は、とある男に出会い、新たなスターを売り込むことになった。
その女は歌がうまく、顔も整形させたという。
男は、そのために全財産を失い、飛田松五郎に声を掛けたのだ。
まずは、売れる芸名を付け大物と会わすことにする。
飛田松五郎は、まず弱みのある石油会社(鉛入りの油を売ったのだという)の社長にスターの卵を差し出す。
突然の方向転換である(汗)。
CMは、確かに芸能人と切っても切れないとは思うが驚きである。
小学館「週刊少年サンデー」1970年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「CM野郎」から)