章太郎のファンタジーワールド ジュン①-17《5月の連想》ジュンが花屋を眺めて思うのは、「おやゆび姫」か。小さな体ながら、さまざまな経験をするおやゆび姫。決して、一寸法師と混同しないように(汗)。人間と交流するのが難しい分、彼女は動物たちと交流し成長するのだ。人間とうまくつきあえないなら、動物と仲良くしようね。そんなこと、原作者のアンデルセンは説いてないか(笑)。虫プロ商事「COM」1968年5月号・初出。(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「章太郎のファンタジーワールド ジュン(1)」)