第3話より。
龍騎とナイトは、戦いを始めた。
ナイトは分身し、卑怯な戦いかたをする。
外から見守るしか出来ず、向こうには誰もいないはずのガラスに向かって叫ぶ神崎優衣。
ミラーワールドを知らない人には、ちょっと変な人に映るだろう。
ついに、掲示板を持ち出してガラスを割る始末。
「そんなことするんだったら、私、蓮とは手を引く」
いつもの殺し文句に戦いを止めるナイトであった。
ミラーワールドから、外に出ても納得がいかない城戸真司。
うっとうしい感じであしらう秋山蓮。
その間を神崎優衣は、つくろっていると、ビルの関係者がやってきてガラスを割ったことを責めてくる。
優衣は、自分がやってしまった事の大きさに気付き動揺する。
人のいい城戸真司は、気前よく財布からお金を出そうとするが無さそうだ。
冷静に金を出す秋山蓮だったが、あとで城戸真司に請求するつもりだったようだ。
職場に戻った城戸真司は、レイコの所に行かなかった理由を探すのに必死である。
弁当を買いに外に出た城戸真司は、見知らぬ男に声をかけられる。
鏡の中にいるみたいだが?
「最後に存在するライダーは一人だけ」
「ライダーと戦うのだ」
「戦え!」
どうやら、仮面ライダーのことをよく知る者のようである。
ミラーモンスターがいる感覚に襲われて、現場に向かう城戸真司。
なぜかそこには、秋山蓮がいて。
何も言わずにバイクで去っていく。
翌日、神崎優衣に男のことをたずねようと喫茶店を訪れる。
喫茶店に飾られた写真から、その男が神崎優衣の兄であり、優衣の言葉から仮面ライダーになるカードデッキを作り出した人物であることが判明する。
なぜ戦わなければならないのか、その辺はまだ謎のままである。
城戸真司は、優衣に誓う。
自分は少なくとも、ミラーモンスターと戦うために変身すると。
ライダー同士が戦うためではなく、誰かを守るために戦うのだと。
再びミラーモンスターがいる感覚に襲われる城戸真司。
現場に向かうとそこはとある小学校。
ここにモンスターが潜んでいるようだ。
レイヨウに似たミラーモンスターが小学生を襲おうとしている。
城戸真司は龍騎に変身し、ミラーワールドへ向かう。
戦いに慣れてきたのかスムーズに戦闘が進む。
だが、再び悲鳴が。
声のもとに向かうとそこには、秋山蓮と彼のミラーモンスターであるダークウイングが、小学生のそばにいたのだった。