さるとびエッちゃん④-5 | ネムリ・モヤのブログ

ネムリ・モヤのブログ

アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《自然を愛そう》

エッちゃんの友だち、ももちゃんの様子がおかしい。


どうやら毒スモッグを吸ってしまったらしいのだ。


自然を子ども達のために味わせてあげたい!


PTAの主婦たちも、庭を持っている家を視察するが、虫の全てがお金に見えるという始末。


彼女たちも、どうやら毒スモッグを吸ってしまったらしい。


汚い空気を守るマスクを製造している工場からの煙が、他の煙と融合して毒スモッグになるという皮肉。


エッちゃんらは、原因を突き止めたが社長は耳を貸さない。


すると、セミや動物が人間のような悲鳴をあげ始めるのだ。


社長もようやく降参する。



同じ作者の作品である仮面ライダーも、自然破壊を危惧することから誕生したそうだが、同時期とあって公害の話がエッちゃんにも登場。


子どもたちに対しても、あえてそういう社会問題を描くというのが、石ノ森章太郎先生らしいと思った。



講談社「週刊少女フレンド」1971年頃・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「さるとびエッちゃん(4)」から)