さるとびエッちゃん④-3 | ネムリ・モヤのブログ

ネムリ・モヤのブログ

アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《きれいなどぶ川》

うどの大木のようなキヨちゃん、お金持ちの子のプールに入りたくて、小さな子が見つけたセミを奪おうとする。


お金持ちの子は、自分のセミを見つける夏休みの宿題を、キヨちゃんにさせたいつもりらしい。


キヨちゃんは、近くの川で泳ぎたくても、どぶ川で泳げないのだ。


もう一つの条件は、グループに入って言うことをきくということ。


まるで奴隷である。


これはやってらんないということで、通りすがりのエッちゃんがひと役買うのである。


金持ちの子のプールがどぶに、どぶ川が人が泳げる小川に変わったのだ。


エッちゃんって、何者?


タヌキかキツネか?


なんて首をかしげる同級生達でした。


今でも、相当田舎に行かないと、近くの川では泳げません。


というか、子どもの頃、川で泳いだ記憶が私の場合、無いですね(汗)。


海はもちろんありますが。


両親が危険回避で、川に立ち寄っても泳がさなかったのかもしれません。


子どもの川の事故は、夏によく聞くニュースではあります。


講談社「週刊少女フレンド」1971年頃・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」)