《退屈なんて忘れちゃう》
夏休みが退屈だとなげくミコちゃん。
それに対して、日本人は何かをしていないといけない人が多いから、いつか退屈になったときにノイローゼになると、ブクという犬は話すのである。
←まるで、コロナ禍を予見してるようである(汗)。
犬がしゃべったとパニクるミコちゃんだが、母親に逆に心配される。
前回エッちゃんが、同級生に貸してあげた音が出て絵が動く本。
欲張りな金持ちの子が、おまわりさんを巻き込み、貧しい少年が自分の本を盗んだと騒いでいた。
事情をよく知っているエッちゃんもその場に向かう。
エッちゃんが何も書いてない本だというと、その本はホントにそういう本に変わっていた。
晴れて無罪放免となった少年。
母親しか家族がいないとボヤく少年に、エッちゃんは両親がそばにいないのだと言う。
自分の弱さを、環境のせいにしてはいけないんだよね(汗)。
講談社「週刊少女フレンド」1971年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「さるとびエッちゃん(4)」から)