第28話より。
川のなかに沈む葦原涼。
生きているのか死んでいるのか定かではない。
そんな彼にも数週間前、まだ知られていない一つのエピソードがあった。
黒服の男たちに追われている少年がいた。
この黒服が大いなるヒントなのだが、なにも知らないものには、悪い男達にしか見えない。
駐車場に逃げ込んだ少年はうまくかわし、偶然、葦原涼のバイクを眺める。
バイクは調子が悪くなってて、バイク屋に持ち込まなければならなくなった。
ライダーと子どもとのつかの間の交流と言えば、仮面ライダーV3の終わりの方にそんな本編とは一見無関係なお話がある。
第50話「小さな友情」という話だ。
風見志郎がハーモニカを吹きながら涙を流すのが印象的だ。
そんなことを思い出しながら私が観ていると、仮面ライダーV3でスーツアクターをしていた中屋敷さんがバイク屋のおやっさんとして登場するのだ(汗)。
バイク屋まで押しかけて少年を追い回す黒服の男たちも、どうかと思うが。
どうやらここで追っているのは、その男達だけではなくウニのアンノウンまでいるというオマケがついていた。
追われているうちに津上翔一にも会うのだが、以前パン屋でバイトしていたときのお客さんだという関係。
←振り返りもあるのね。
少年は、自家製の野菜をもらいつつ、氷川誠はまだ映画で忙しいのか、会わずじまい(汗)。
少年は、葦原涼のバイクに乗せてもらいながら、父と母の話を始める。
遠くへいけば全部ウソになると豪語する少年。
それに閉口しながら、少年の気が済むまで乗せてやる葦原涼。
どんなに現実逃避しても、事実は消えやしないこと。
葦原涼自身、充分わかっている。
二人は別れるが、やがて少年が悟ったところで父母の葬儀が行われている教会に向かうことに。
葦原涼がギルスに変身し、化け物と戦う姿を見て自分よりツラいものを背負っているのがわかったのだ。
名前は聞かなかったとは言うけれど、仮面ライダーとは通りすがりに現れるものだから仕方がない(汗)。
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