この作品は、18冊もあり連載された雑誌も多岐にわたる。
そのため、お話ごとに記しておこうと思う。
岡っ引きより下の身分である下っ引きである佐武と、目が見えないながら囲碁をたしなむ市が、事件解決していくお話である。
どんな立場であっても、活躍できるというのは、意味深長な感じを受ける。
赤い猫とは、猫のような目をしたお酒を飲んで赤い顔をしている男のようだが、どんな猫なんだろうかとタイトルからワクワクしてくる。
小学館「少年サンデー増刊」1966年春休みゆかい号・初出。
(講談社『石ノ森章太郎デジタル大全』より「佐武と市 捕物控(1)」より「赤い猫」を読んで)