サユリは、小説家希望の女の子。
お姉さんの彼氏に、作品を見てもらおうと思ったけど、うまくいっていないらしい。
小説を見てもらうついでに、二人の仲を修復してあげようと思ったのだが、年上の男性についていけなくなる。
同い年の男友だちは、物足りないが自分にはそっちの方がまだ付き合いやすいや(笑)。
もしも、自分に年上のきょうだいがいたら、こうやって余計なことに首を突っ込んだりするのかしら?(汗)
集英社『明星』1964年新年増刊号 初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『江美子STORY』から「めでたさも中ぐらいなり……サユリの春」を読んで)