上司との付き合いで呑みに出掛けた男。
大学で生物学を勉強している30代とだけあって、恋愛など興味がないし、お酒もほとんど呑まない。
そんな男に、声を掛けてきた美女がいた。
なんで、こんな僕に?
好奇心から、つい彼女とお酒を共にする。
酔うと虎になると彼女はいうが、ピンクの虎に変身だなんて…仮面ライダーディケイドもビックリだ(笑)。
もしかしたら、宇宙人かもとか、考えないんだろうか?
酔っていないとき以外は、普通の女性だから、かまわないらしいし。
だからって、奥さんにしてしまう男も、なかなか寛容だと思うのだが…。
女性とは、男性が理解できない部分があるから魅力的なんだろうかね(汗)。
もしかしたら、酔うと顔がピンクに染まる私ももっと呑むと黒い縞が現れて…?
いやいや、そんなあ(妄想中)。
なかなか意味深なマンガだと思う。
双葉社『別冊漫画ストーリー』1967年1月号 初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『Sπ エスパイ』から「ピンクの虎」を読んで)