なんて、おしゃれなタイトルなんだ。
すぐには読めないけれど、555（ファイズ）に通じるセンスのいいネーミングである。
種を明かせば、登場人物のファイブとシックスとセブンの名前から、生まれている。
名前が数字というのは、またまたサイボーグ009のようであるが、ファイブは時間移動をするし、シックスは中国語？を話すし、セブンは頭が坊主で007にそっくりだ(笑)。
時間を管理しているようで、分単位から過去や未来に移動している。
しかし、途中からファイブの女の人に弱いのがフューチャーされ始め、様々な女性が色仕掛けで迫ってくる(笑)。
最後の女性は、テレビの義経が可哀想だからと、時間移動の乗り物を使って会いに行き、実際の義経が顔がいまいちだからと、2005年に戻って、整形手術を受けさせるという、時間裁判ざたの犯罪を起こしている(汗)。
2005年が未来なのね、時間移動もできるらしいのに…。
ひそかに行われているのかしら？(笑)
エゴは、いつの時代でも犯罪を引き起こすものなのでしょうね。
最近、DVDを借りている「ドクターフー ニュージェネレーション」にも通じる部分があって、なんだかニンマリしてしまう。
短いページで連載されているので、とても読みやすかった。
恒文社『週刊Ｆ６セブン』1965年11月6日号～1966年6月18日号 初出。
（講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『Ｓπ エスパイ』から「５ＳＳ（ファイブ・シックス・セブン）」を読んで）