各地で地震が起こる今、かなり生々しいマンガになってしまっている。
この話は、1976年の作品だが、その10年後にやって来るであろうハレー彗星について、思いを寄せている。
確かに、1910年当時、ハレー彗星が来た際は、みんなパニックになって、地中に潜って、自転車のタイヤのゴムを利用して、空気を確保しようとした(要潤さん出演の番組「タイムスクープハンター」でやってた!)というし、あり得ないことではない。
しかし、ハレー彗星が実際来たときは、かなり話題になった記憶があるが、世界が終わった記憶はない(笑)。
ラジオの深夜放送で、歌手の中島みゆきさんが、「ハレー彗星だあ~」と天体観測してた記憶(笑)。
ハレー彗星にちなんだ化粧品(アイシャドウかなにか?)のテレビCMがあったかなあ?(汗)
1976年当時、石ノ森章太郎氏が心配するほど、日本は自然破壊が進み、今のままで10年後の日本が存在できるか怪しかったのかもしれない。
夢なのか現実なのか?
しかし、大地震の原因がもしも、人間の超能力によるものだとしたら、天災だとあきらめていたことが、また違うとらえかたになってしまいそうで、恐ろしい(汗)。
だって犯人探しなんか始めたら、それこそ平和なんか続かないもの。
学習研究社『高一コース』1976年6月号~7月号 初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『宇宙鉄人キョーダイン』から「ノストラダムスの妖星」を読んで)