(創作)秘密戦隊はここにいる | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

五人の戦士は、共に生き抜いてきた。

北海道支部、東北支部、関東支部、関西支部、九州支部に別れてはいたが、共に何かあれば助け合っていた。

桃、青、赤、緑、黄と色分けされた制服を着こなしていた。

それぞれの地域で、強敵に出くわすたびに、五人は集まり倒してきた。

彼らは、レンジャー部隊出身である。

助けられる人々を救うのが使命なのだ!

そんなとき、ムードメーカーの黄が、助けを求めてきた。

リーダーの赤が口を開いた。

「黄は、今まで俺たちを何度救ってきてくれただろう!

青、君はまだ傷が深い! どうする?」

「こんなのは、かすり傷さ。

黄には、世話になったし、ほっとけないよ」

青の顔は、白い包帯が巻かれ、痛々しいのだが。

赤は、みんなの顔を一人ずつ見つめてうなずいた。

「みんなも同じ意見だな」

紅一点の桃もまだ若手の緑もうなずいた。

そう、五人そろってこそ、彼らは輝く星になるのだから。(終わり)