(創作)雨ふり天気予報を見ている。どうやら、今日は雨らしい。僕は、装置をセットしに外に出る。足場は、悪い。だが、慣れた。これが、僕の仕事の日課のすべてだ。だが、たまには違うことがしたくなるものだ。装置を少しいじってみる。その夕方、また天気予報を見た。「今日は、天気予報がハズれました。ごめんなさい」お天気お姉さんの声が、耳に痛い。上司に怒られるのは、僕の方だ。雨を降らすのが、僕の仕事。派手なトラのパンツの制服は、もう慣れた。だが、天気予報を見るのはもう飽きた。(おわり)