マーケティングの考え方を、仕事だけでなく自分や相手に当てはめ、講義形式で進めていく小説風のノウハウ本です。朝マック、ポカリスウェット、レクサス、ダブ、メルカリ、すきや、など具体例が多く、読みやすかったです。

 

「実力があっても思い出してもらえなければダメですし、

思い出してもらっても伝え方がまずければ聞いてもらえないし,,,。」

 

「理想の姿は叶えるものではなく追い続けるもの。自分が実践することで「自分たちにもできるんだ」と仲間をいっせいに勇気づけることもありだし、人を応援することもあり。正解もたくさんあります。」

 

社長のアシスタントとして活躍するアコさんと営業でくすぶっている一郎くん。「ハカセのマーケティング講義」を視聴して、アコさんに解説してもらう、このスタイルで物語は進んでいきます。今まで関心のなかった内容でしたが、なかなか意識に残るような作品でした。面白く読ませていただきました。

 

覚えておこうっと思ったことをランダムにピックアップしています、ただの備忘です。

・思い出してもらう状態をつくり、土俵に上がり(同質化)、その中で強みを活かす(差別化)

・自分の視線ではなく、相手の視線で品質を捉える

・リーダーが無理ならサブカテゴリーのリーダーを目指す。

・誤解や反応を予測し・取り込み、メッセージを伝える

・誰かをハッピーにするために生きる、自分を表現するために生きる、どちらも正解

・そうなりたい、こうありたい、っていう「理想の姿」って意味では、夢もベストの自分も同じ、そしてそれは、叶えるものではなく追い続けるもの

・何を伝えるかを考えるWhat to sayだけでなく、どう伝えるかHow to sayにも思いを巡らせる。こころを動かすのは練り上げられたHow to say

・相手の根っこにある必要としていることは、めったには表に出てこない。それを探し当てに行く、そして満たしてあげにいく