銀座・泰明小学校の近くにある「ちぐさ百貨店」。

季節ごとにフェアを考え企画し実行する綺羅と、カスタードたい焼きを作る際に余ってしまう卵白の活用に頭を悩ませる葵。二人で小さなお店を切り盛りしています。

 

香りのフェア・・・海外で活躍する姉に贈る香炉を探す紗智

手紙のフェア・・・父の影響で収集の趣味がある、ビールバー「福の麦」の福助さん

レース・刺繍のフェア・・贈り物のハンカチの良さに気づくまで年月がかかった由衣

キャンドルのフェア・・忙しい妹にくつろギの時間を贈りたいと願う女性客(麻里)

 

どれも「なくても困らないけれど、あると嬉しい」小物たち。

そんなフェアを一つひとつ考える綺羅は大変そうだけれど、やっぱりすごい。

葵も試行錯誤の末にメレンゲケーキを完成させ、ついに店頭に並ぶことになります。

 

ちぐさ百貨店に並ぶのは、ただの雑貨ではなく、誰かの想いをそっと受け止める小さな宝物たち。ページを閉じたあとも、ふと誰かに贈り物をしたくなるような、そんな温かさが残る物語でした。