「今日も一日お疲れさまでした」
札幌で「お夜食処 おやさいどき」をひとりで切り盛りする店主・花岡沙都、野菜が大好きな30歳。仕事に疲れたお客さんに野菜をひとつ選んでもらい、その人に今いちばん必要なお夜食を作ります。料理の美味しさはもちろん、沙都の包み込むような人柄に惹かれて訪れる人も少なくありません。
物語を通して、親子・夫婦・友人の絆の素晴らしさに心を動かされ、沙都と望の恋の行方にヤキモキし、さらに野菜の効能まで楽しく学べる――そんな一冊でした。読んでいる間じゅう、心も体も温まるような気持ちになりました。
【主な登場人物】
・榊木望(のぞむ):イベントサイト制作会社に勤めるイケメン
・大越加奈子:翻訳家。シェアハウスのオーナー。疎遠になった娘・美奈子を想う
・高橋藍子・愛理:20代のシングルマザーとその子
・重森まりあ:動画投稿サイト「よんむす」のメンバー
・黒川総一郎:部下に慕われる70歳。退職したばかり
【登場する主な野菜たち】
・キャベツ:頑張るあなたの胃をやさしくいたわる
・サヤエンドウ:60年代半ばからビタミンCの栄養価が3倍に
・ニンジン:目の疲労回復に効果抜群
・クルミ:物忘れ防止に役立つ
・カボチャ:健脳効果、生活習慣病や老化予防にも。収穫後1週間寝かすと食べごろ
・ジャガイモ:「大地のりんご」と呼ばれるほどビタミン豊富
