鉢屋のミニ盆栽日記

                                        11.5X11.5X3.5
過去にはこんなんも造りました。

これは今から24年前昭和62年頃造った鉢で、緑釉に金彩で絵付けをしてあります。

物造りしてると一度はいろんな事をやって見たくなるものです。

ちょっとした遊び心ですね、これともう一枚瑠璃釉に金彩をした鉢があります。

それは嫁に出しましたが・・・


今思えば金液を一瓶買って二鉢だけではかなり高い鉢になりましたね~。

まだ使えるんか?無理だろ~


鉢屋のミニ盆栽日記    


落款は見難いんですが、草書で壱弘です。

今の壱興になる前、字を変えるか

悩んでいた頃を思い出します。



この落款を押した鉢は草鉢に少しあるくらいでしょうか。












鉢屋のミニ盆栽日記

                          21X13X2.0

これも昭和58年頃神奈川のT園に17号くらいのシナ鉢がありそれを見て

小品用の水盤を造りました。時代も程よく乗っています。


鉢屋のミニ盆栽日記
落款は丸落款。形は真の位ですが気持ちが入ってなかったんでしょうか?自分の中では愛嬌で造った為、丸落款にしたんでしょう。 丸の水盤によく押していました。この落款はあまりたくさんはないような気がします。





鉢屋のミニ盆栽日記  39X28X4


この鉢は25,6年前つまり仕事初めて7.8年経ったころ二基目の窯で焼いた鉢です。

その窯は試験窯の五倍ほどあるもので大きい鉢の注文をこなす為

購入したものでした。現在ではまたこれの倍の大きさの窯と

その三分の一の大きさの窯を使用してます。


前に紹介したとおり神奈川の盆裁屋さんからの特注製品で

モミジとかカエデを植える浅い鉢がよく売れました。


結晶が出る均釉は今日では使っていません。


鉢屋のミニ盆栽日記



鉢屋のミニ盆栽日記


このころ私は学校卒業後、親父に型押し成形を教わりながら

釉薬の試験ばかりしていた。

まだ常滑には二人しか色鉢の作家はおらず泥物真っ盛り

どんどん売れた時代で「ものになるかわからんような事ばっか

やっとってもしょーがね~1枚でもよーけ造らなあかん!」

とよく叱られた。


と言うものの小さな試験窯の購入を許してくれ、

順調に6種の色鉢を造るようになった。


その後、カエデやモミジの雑木(浅い楕円色鉢)や小品盆裁が

流行ってきました。


この鉢を手に取るとそんな事を思い出します。


鉢屋のミニ盆栽日記
           6.5X6.5X4.0




鉢屋のミニ盆栽日記


     鉢造りを始めて33年になる。釉薬の小鉢からスタートし大鉢、水盤

   すべてが特注品。30年くらい前、神奈川の盆裁屋さんに

   年に2回ほど出かけては愛好家の皆さんが競い合い樹や石の寸法を測り  

   一度に数十枚と注文をもらった。

   名品のシナ鉢をたくさん見て必死で造った事がかなり勉強になったと思う。

   30年前の鉢の落款を見ると思い出します。

   

   昨今では大きな鉢はあまり需要がなくなり、また小鉢に戻った。

   そして泥物、これからもよりいい鉢を造りたいと思う

   

   その頃に造った鉢を見てみたい!今年こそは30年ぶりに

   お邪魔して愛好家の皆さんに見せてもらおうと思います。