仕事をしていると
職場に夫から電話がありました
電話だと呼び出されたとき
「あー逝ったんだ」と思いました
義父が旅立ちました
お正月にフグを食べようと集まったときに
体調を崩していて
そのまま救急搬送してもらって入院し
結局、二週間も経たずに逝きました
再婚する直前に、夫とお義父さんの家に行ったら
「おーあきちゃん」と呼んでくれました
私の名前を覚えてくれていて、気安く呼んでくれて
とても嬉しかった
そんなことを思い出しました
お義父さんが亡くなったときに思ったのは
人間って
死んだら動かないんだなぁ
話すことも
食べることも
飲むことも
笑うことも
歌うことも
なーんにもできないんだなぁ
あーもっと一緒に飲みたかったなぁ
快気祝いはフグだと決めていたのに
一緒に食べられなかったなぁ
お義父さん、自分が死ぬとは思ってなかっただろうなぁ
やり残したことはあったのかなぁ
時間は戻せないんだなぁ
そんなことを思いました
だからやりたいことは今やれ
そう強く言われたような気がしました
私はまだ
悲しさと寂しさを感じています
でももう日常に戻り出しています
悲しさと寂しさを忘れるためじゃなく
悲しさと寂しさと一緒に暮らす
感じながら日常を暮らす
食べて飲んで笑って遊んで
お義父さんを時々思い出しながら暮らす
それでいいかなーと思います
お義父さん
体が楽になってよかったね
私もさ
お義父さんみたいにワガママに生きて
「ホントあの人好きに生きたよね」って言われるようになるわ
お義父さんみたいに好きなことやって「アッハッハー」と笑って「ガー」っと怒って後悔しないように生きるわ
次に会ったときも「よう来たなあきちゃん」って言ってもらって
一緒にてっさとてっちり食べて、ひれ酒も飲もうね
しばらくあっちで楽しく遊んでてね
本当にありがとう
会えてよかったよ、お義父さん