Girl Gone Wild Madonna 翻訳 | LUCKY STAR

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唯一無二のポップスターであるMadonnaの応援ブログです。Madonnaの記事が中心で翻訳記事も頑張って更新してます。

『MDNA』からすっかりこの曲を紹介するのを忘れてました。
1984年では"Like A Virgin"
1989年では"Like A Prayer"
2012年では"Like A Girl Gone Wild"です(笑)



Madonnaのアルバム『MDNA』(2012年)より


2ndシングルの"Girl Gone Wild"をご紹介します。


WriterはMadonna、Jenson Vaughan、
     Alessandro "Alle" Benassi、Marco "Benny" Benassi
ProducerはMadonna、Benny Benassi、Alle Benassiです。

バリバリのエレクトロポップで、かなり挑発的です。彼女の長年のファンからしたら素直に受け入れるのは難しいかもしれません。私はこれ以上ないくらいのダンスミュージックだと思います。現にUS Dance Club Songsでは見事1位を獲得しています。

サウンドだけでなく歌詞も負けずと挑発的です。Hook部分の歌詞「Girls They Just Wanna Have Some Fun」では、どうにもCyndi Lauperの代表曲を思い起こされます。まさか25年以上の時を経てCyndi的なアプローチをするとは思いませんでした。さすが「Girl Gone Wild」です。しかしそれ以上に印象的な最初の(モノローグ)でのセリフです。ここのセリフは『Like A Prayer』(1989年)に収録された"Act Of Contrition"の歌詞をそのまま引用しています。

それしてもこの曲を始め、Madonnaは常に神様への信仰を歌詞に引用し続けています。もちろん信仰の仕方は賛否両論ありますが。Madonnaはカナダ人歌手のジョニ・ミッチェルに「アメリカ人は1980年からバカで浅はかになったわ。マドンナが分岐点よね。彼女って(キリスト教迫害の暴君として有名な)ネロみたい」と非難されています。しかし記事主が考える限りでは、Madonnaほどキリスト教の布教に尽力している人っていないと思います。キリストへの冒涜行為は常に神への信仰と表裏一体、逆説を含んでいるのではないかな。
(もちろんそれをMadonna自身が理解しているか理解していないかは重要ではないですがね)



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Girl Gone Wild

(モノローグ)
ああ 神様 主を冒涜したことを心から謝罪します
私は失われた天国と地獄の苦しみを恐れて
私の全ての罪を心から嫌います
しかし何よりも主である神を愛しているから
そして私は何より良い人間でいたいのです

催眠術にかけられたよう
彼に引き寄せられて
それはまるで重力のように
私の足元から浮き上がる感じ

すごくエロティック
この気持ちを抑えることはできない
体中を通るこの熱を感じて

(Pre Hook)
火傷するほど熱い欲求がある
誰にも私の炎は消せない
もうすぐ元通りになる
さあ来たよ
808ドラムの音が聞こえてきたら

(Hook)
Hey-ey-e!って歌ってしまう
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
Hey-ey-e!と
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
女の子たちはタダ楽しみたいだけ
まるで発射した銃のように興奮する
ダンスフロアで夜明けが来るまで
女の子はタダ楽しみたいだけ

手に負えない女の子
真面目な女の子も手に負えなくなる
私はまるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる

この部屋を回転している(※酒に酔っている状態)
きっとタンカレー(※お酒のこと)のせいみたいね
私はまっすぐ進みながら
道を踏み外した
罪を犯した気分
その地帯まであなたは私を引き寄せた
DJ 私のお気に入りの曲をプレイして
その気にさせて

(Pre Hook)
火傷するほど熱い欲求がある
誰にも私の炎は消せない
もうすぐ元通りになる
さあ来たよ
808ドラムの音が聞こえてきたら

(Hook)
Hey-ey-e!って歌ってしまう
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
Hey-ey-e!と
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
女の子たちはタダ楽しみたいだけ
まるで発射した銃のように興奮する
ダンスフロアで夜明けが来るまで
女の子はタダ楽しみたいだけ

分かってる 分かってる 分かってるから
こんな事しなければよかった
分かってる 分かってる 分かってるから
グットガールなら悪さなんてしない
悪さなんて…
でも どのみち私はバットガールだから Hey

私を許して

(Hook)
Hey-ey-e!って歌ってしまう
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
Hey-ey-e!と
まるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる
女の子たちはタダ楽しみたいだけ
まるで発射した銃のように興奮する
ダンスフロアで夜明けが来るまで
女の子はタダ楽しみたいだけ

手に負えない女の子
真面目な女の子も手に負えなくなる
私はまるでワイルドな女の子のように
真面目な女の子も手に負えなくなる

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歌詞で多用されている"Wild"の訳をどうするか迷いました。
まあニュアンスとして捉えてください(笑)

それにしてもMV、Madonnaがゲイアイコンであることを見事具現化してくれた作品になりました。確かYou Tubeで公開したばかりの時は年齢制限というかレイトが付いたんですよね(笑)まあ普段からこういうMVを見慣れている方としてはびっくりしませんが、見慣れてない方はきっと驚きますよね。
全編シロクロで構成されていて、"Vogue"などのMadonnaの過去作品のMVを思い起こさせます。MVで若い男と絡んでいるMadonnaも印象的ですが、それ以上にMVに出てくる男性たちが印象的かもしれません。ちなみに知恵の実であるリンゴを男性二人でかじり合うシーンは衝撃的です(笑)そして男性ダンサーがハイヒールを履いて踊るのシーンはかなりカッコイイですが、これでは「Girl Gone Wild」ではなく、どっちかと言うと「Gay Gone Wild」です。ちなみにこのダンサーたちはウクライナの「Kazaky」という有名なダンスグループです。MV内で男性が苦悶の表情や悦に浸る表情も見ることができますが、これはマイノリティの生きづらさを表現しているようにも見えます。(考えすぎ?)

この曲のRemixを実はAviciiが務めているのですが、この曲での共演をきっかけに去年の名盤『Rebel Heart』でAviciiはプロデューサーとして招かれたのでしょう。



そして最後に、実はこの曲をMTV Japanが特集を組んで取り上げてくれたのですが、その特集のゲストタレント的な感じで、なんと「ワイルドだろ~」でお馴染のスギちゃんが招かれていました。しかし、まずゲスト人選がひどすぎる特集で、スギちゃんは「マドンナ、良く知らないぜ~」とか冒頭で言ってしまうしまつ。終始何とも言えないMadonna特集でした。MTV Japanはぜひ、反省していただきたい。ワイルドつながりだからと言って、やっていい特集と悪い特集があります。
興味がある方はぜひ見てください(笑)↓
http://www.mtvjapan.com/video/program/42264







ああ 神様 主を冒涜したことを心から謝罪します
私は失われた天国と地獄の苦しみを恐れて
私の全ての罪を心から嫌います
しかし何よりも主である神を愛しているから
そして私は何より良い人間でいたいのです