おっちの脚もほぼ終わりかけ。
どんどんペースが落ちていきます。
あとは気力で前に進むだけ。
もう、膝が上がらないのを彼女も自覚しているようです。
彼女には頻繁に声をかけ、後少しだからと。
「ほら、後5kmまで来たよ」
そう声もかけえるが、帰ってくる返事はか細いため息に似たような返事だけ。
東一条通りから丸太町に入り、京大前を通過する時に、前方から来るすれ違いのランナーの中にどこかで見たような顔が。
その顔も、ラスト3kmを向かえ、グシャグシャのボロボロ。
とてもお坊ちゃま芸能人とは思えない顔でした。
「お坊ちゃま芸能人!」
そう、それはまさしく ”石原 良純 氏” でした。
「ほら、おっち、石原 良純走ってたわ」
「・・・・。」
頑張れ! おっち
白川通りで折り返し、さぁ、あと3kmだ。
ただ、「少し歩くか?」
と問いかける俺におっちは首を振る。
そして、40km。
あと、たった2kmだが、疲弊した脚にはこの2kmがまた長い。
一旦、彼女にストレッチを促し、道路に座らせて大腿筋を少しほぐしてあげる。
たとえ、あと2kmでも走りきれるように。
もうあと少し、後ちょっと。 頑張れ。
そんな単純な言葉しか発せられない。
そしてようやくあと1km。
岡崎道まで帰ってきた。
かつての京都シティハーフのゴールへと向かう通りを越えて、動物園前を通りすぎ仁王門通りまで。
ココまで来たらもう、平安神宮前の大鳥居も目に入る。
神宮道に入る手前で、私の嫁と子供たちが応援に来てくれていた。
「お父さん、がんばってぇ!」
と最後のエールを受けてゴールを目指す。
そして、神宮道。
目の前には朱色の映える大鳥居。
その鳥居をくぐり両手を挙げてゴールラインを通過!
やったぜ! 完走。
ゴールを超えると、もうおっちもヘロヘロ。
良くやりました! とハイタッチ。
喜びを分かち合いながら、流れに沿って前に進むと新○さんが。
私たちより数分前にゴールしていたようです。
「お疲れ様で~す。」
と声をかけると、かなり疲れた風の新○さんでした。
歩道によけて、ダウンのストレッチをし、完走メダルとタオルを受け取り私たちの
「第1回 京都マラソン」
は終了しました。
正直、私自信いろいろあって今回完走できるかどうかも不安でした。
しかし、本当に完走できて良かった。
おっちも1ヶ月前にインフルエンザにかかり、練習も不十分だったようですが完走できて良かったです。
コースですれ違った皆さん、沿道で応援いただいた皆さん、そして42.195km一緒に走ったおっち
お疲れ様でした。 そしてありがとうございました。