---概略---
「学生からの知名度がない」
って悩んでいる中小の社長さん、アプローチを「メリット」から「ベネフィット」に変えれば、彼らはあなたの方を向きますよ。
--------------------------
前回(2018/9/16)の、
欲しいのは「メリット」ではなく「ベネフィット」① ~不幸な就職の原因~
の続き。
メリットとベネフィットの定義および違いは↑を読んでね。
↑では、
『この「メリット」と「ベネフィット」で学生さんたちが困っている状況を説明できる。』
と述べた。
今回はこれについて深めたい。
学生が求める「ベネフィット」って、一言で表現すると
「幸せになりたい!」
ということ。
こう言うとかなり漠然としているが、でもそういうこと。
これは私も含め、誰だって思っているはず。
できればその「幸せ」についてもっと具体的であることが望ましいけど、
「あなたにとっての幸せって?」
と聞かれて滔々(とうとう)と語れる人は大人でもナカナカいないんじゃないかな。
ほとんどが、
「そうですねぇ、私の幸せといえば・・・」
なんて感じになるんじゃないかな。
そして、乱暴に言うと「幸せになる」ための手段はどうでもいい。
・・・う~ん、これはちょっと言いすぎかな。
どうでもいいワケではないが、手段の優先度は高くない。
でもココではあえて「どうでもいい」という表現を使おうと思う。
この微妙なニュアンスをご理解頂ければありがたいです。
極論、
「10億円あげるから今すぐ仕事辞めなさい。」
そりゃ辞めるでしょ、
10億円 > 仕事 ってこと。
つまり、学生にとって仕事はどうでもいい(あえて言う)し、そもそも経験がないから良く分からない。
これはドリルを買いに来た女性(前回の記事参照:2018/9/16)と同じね。
欲しいのはドリルではなく「穴」であり、その後の幸せ。
ドリルは何でもいいし、そもそも知らないし興味ない。
学生がよく言う「やりたいことが分からない」ってこういうこと。
「幸せになりたい」っていうベネフィットは見えているんだけどね。
そういう点において、学生が仕事や会社に求めるものと、企業が学生に求めるものにズレがある。
会社説明会では、「ウチの会社にはこんな技術があって、こんな研修でこんなスキルが身について・・・」
という場面はよくある。
また採用面接では、「どんな仕事をしたいの?やりたいことは?」
という質問はよくある。
聞いて欲しい、あるいは聞きたくなるのは当然だと思う一方、上記の理論で言えば学生のベネフィットを無視した説明・質問といえる。
学生からすればソコじゃなくて、
「そんなことより、あなたの会社で働いたら幸せになれるの?」
ってこと。
「そんなこと自分で考えろ!」
って思った方、もうそんな時代じゃないみたいよ・・・。
そんなこと言うと学生に嫌われる。
そして彼らのバックには友達や後輩がいて、SNSという武器を持っている。
つまり、企業は学生にドリルを求める。
これって、
メリット
ところが、学生は穴を求める。
これって、
ベネフィット
そもそも求めているものが両者で異なる。
だから質問やそれに対する答えがチグハグになって分かり合えない。
これがズレであり、学生にとって就活が難しい原因。
学生が一番困っている正体はコレ!
会社の説明や、学生へのアプローチを変えてみてはどうだろう?
学生への質問を変えてみてはどうだろう?
「ウチにくればこんなに幸せになれるよ!」
って言えば、
「そうなの!? すごい! じゃぁ、そのために何すればいい?」
ってなるのに。
学生はあなたの会社に興味津々。
これって賢いやり方だと思わない?
幸せな就職って、こういういう形から始めるといいと思う。
さて、
「幸せになる手段はどうでもいい(優先度は低い)」
「つまり、仕事の内容はどうでもいい(優先度は低い)」
という理論、コレはけっこう極論に近い。
もちろん、これは全てにあてはまるわけではない。
でもこれってね、見方を変えると中小企業にとってはチャンスなんだな。
「学生からの知名度がない」
って悩んでいる中小の社長さん、学生へのアプローチを「メリット」から「ベネフィット」に変えれば、彼らはあなたの方を向きますよ。
今、まさにこれを実証中。
理論は分かった、じゃぁ具体的にどうすんの?
って思った方、また次に書くから読んでね(^^)
ちなみにキーワードは「リア充」です。