ビジネスの研修などでよく聞く有名な話がある。
ホームセンターにドリルを買いに来た女性に、「どんなドリルが欲しいですか?」なんて聞く店員はアホ。
その人はドリルが欲しいのではなくて穴がほしい、ということ。
そもそも素人がドリルのことなんて知ってるワケないしね。
つまりこういうこと。
ドリルは穴を開けられる道具だから便利。
これはメリット。
穴を開ければ棚が組み立てたれ、部屋が片付いて幸せ!
これがベネフィット。
そう考えると、べつにドリルなんてどれでもいい。
ちなみに言葉そのものの意味を見てみよう。
メリット
利点。価値。
ベネフィット
利益。恩恵。
時間の短縮や作業の軽減など、その商品を使用することで得られる利便性や満足感。
どんな穴か、なんのための穴か、その穴をどう活用するのかを聞く。
さらにドリルはずっと使うのか、一回だけでいいのか。
電源は近いか? その人の体格はどうか?
などを詳しく聞き、「これが最適だと思いますよ」なんて言ってあげるのが優れた店員だってこと。
こういう店員は、その女性のメリットではなくベネフィットが見えている。
アホな店員はメリットしか見ようとしない。
これって、要は「気が利く」ってことか。
そういう人って信頼されるだろうし、その女性はまたお客として来てくれるだろうな。
これを就職活動に置き換えてみよう。
面接では必ずと言っていいほど「君は何をしたいですか?」と聞かれる。
これって「どんなドリルが欲しいですか?」と同じだよね。
仕事のことを良く知らない学生が答えられるワケがない。
そもそも学生が求めているのはソコジャナイ。
そして答えられない学生を見て、
「それが一番大事じゃん!ちゃんと考えないとダメでしょ! 今時の学生は・・・」
なんて言っちゃう。
これってちょっと違う。
若い人に嫌われちゃうよ。
学生は「ベネフィット」を見ている。
ところが企業は「メリット」を見ていて、それを求める。
だからお互いにズレがある。
この「メリット」と「ベネフィット」で学生さんたちが困っている状況を説明できるし、それらのズレをなくすことで「幸せな就職」ができると思うんだな。
雇う方も雇われる方も。
互いに不幸にならない工夫はできる。
これはちょっと長くなりそうなので、詳しいことはまた次回!