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きゅ~じ~の自己発見ブログ

ようこそおいでくださいました。当ブログでは主に初歩的な心理学、エニアグラムなどを通して、あなたの今の不安、不満を解決する手助けになるような情報を提供していきます。また、趣味がギターですので、ネタに困ったら(笑)そちらについても書くかもしれません。

タイプ1は、一言で言い表すなら「完璧主義者」です。如何なることに対しても妥協することなく、物事を完璧にこなそうとします。また、文句を言わずにコツコツ頑張る性格のため、組織において評価されやすいという一面を持っています。



タイプ1はまた、正義の人でもあります。社会的、組織的、そして自分の道徳的に「正しい」と思えることに従います。そのため、自分のデスクは常に清潔、スケジュール帳も丁寧に記載され、自身が所属する組織が間違った方向に行くのであればそれを正そうとします。細かいところまでキチンとチェックするので、仕事においては大変有能であると評価されやすいです。



ではタイプ1に欠点はないのでしょうか?そんなことはありません。エニアグラムの各タイプには平等に長所短所があります。タイプ1も例外ではありません。



タイプ1は自分の心の中に「内なる批判者」が存在しています。常に自分が正しい存在であるように自分自身を監視しているのです。これがポジティブに働けば自身も周囲もより高い目標へ突き進み達成することができます。しかし、この「内なる批判者」(フロイトの言うところの“超自我”でしょうか)はタイプ1にとってストレスの元になります。



どんなもの、ことであれ、常に完璧を目指せる状況というのはめったにありません。他のタイプでは上手いこと折り合いをつけることができるのですが、タイプ1にとっては「内なる批判者」がそれを許すことを拒むのです。堕落した(とタイプ1が思うような)環境と内なる批判者との狭間でタイプ1は上手に折り合いをつけることができず、タイプ1はストレスをため込んでいきます。そのため、タイプ1は往々にして「怒りっぽく」なります。



ただし、タイプ1が怒りを周囲に向けることはそう多くありません。なぜなら「怒っている自分」というのは「完璧ではない」からです。そのため、あからさまにイライラしているタイプ1に「どうしてイラついているの?」と聞いても、大抵「自分はイラついていない!(怒)」という返事が来ることが多いです。ただやはり人間ですから、怒りをため込むのにも限度があります。そのため「堪忍袋の緒が切れた」とき、タイプ1の怒りは一気に爆発します。しかも、そのきっかけはとても些細なことが多いです(職場が散らかっている、普通に取り返しのつく小さなミスを部下がするなど)。



これらのことは、タイプ1が自分の感情に対して非常に鈍感であることを示しています。ですから、自分がくたくたに疲れて休みたいと感じていても、それを無視しようとします。その結果体調崩すこともあります



もしあなたが自身のことをタイプ1と感じるようなら、もっと自分の感情に素直になってください。今あなたが望んでいることはなんでしょうか?あなた十分真面目ですので、体調や気分が優れないときは思い切って休んでください。それは怠惰ではありません。あなたがより高い目標へ突き進むための準備なのです。




参考書籍です。もしエニアグラムをもっと知りたいと思う方はどうぞ↓


9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)/PHP研究所
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エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)/角川書店
¥1,785
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本日はまず、「エニアグラムとは何か」ということをお教えします。


エニアグラムとは、一言で言い表すなら「人の性格は9つに分けられる」といった考え方です。「え?たったの9つ!?」と思われた方が多いと思います。確かに人の性格って千差万別で一人一人違って見えますよね。ですが、“根源的な所での”“生まれ持った”人の性格に限定してしまえば、わずか9通りに分類できてしまうんです。


エニアグラムの歴史は古く、よく用いられているエニアグラムのシンボル(↓の画像)は2000年前に既に使われていたといいます


しかし最初からこの図形が性格タイプと関連付けられていたわけではなく、この図と性格タイプとが関連付けられるようになったのはここ数十年のことです。しかしながら、この図が示す「全体性」「3つの力」「時間の経過による変化」はエニアグラムを知る上で重要な役割を果たします(これについては別の記事にて)。




エニアグラムでは、人の性格を数字で表しています(タイプ1、タイプ2…タイプ9のように)。なぜなら、“数字そのもの”には優劣はありません。単位(○位、○kg…)が付いて初めて優劣が付きます。ですから、“数字そのもの”は中立なのです。そして、エニアグラムが示す9つの性格にも優劣はありません(社会的、文化的に評価されやすい、されにくいというのはありますが)。全ての性格に等しく長所、短所が備わっています。ですから、「自分はタイプ○だからダメなんだ」といった考えはしないでくださいね。



そして、各タイプには本来名前はありません。あくまで“タイプ1”のようにタイプ+数字による表示のみです。ですがそれだけでは分かり難いので、各書籍では“便宜的に”各タイプに名前を付けています。ですから、当ブログでも分かりやすいように各タイプに名前を付けています。でもこの呼称は当ブログのみでの呼称ですので、他の人に教える際には注意してください。



では、各タイプがどのようなものかというと、以下のようになります。
   
   タイプ1・・・まじめな人、完璧主義者
   
   タイプ2・・・世話好きな人

   タイプ3・・・効率的な人、結果主義者

   タイプ4・・・個性的な人、天才肌

   タイプ5・・・調べる人、学者肌

   タイプ6・・・安全を求める人、権威主義

   タイプ7・・・楽しむ人、楽天家

   タイプ8・・・挑戦する人、勝負する人

   タイプ9・・・和を大切にする人、平和主義


「たぶん自分はこれかなぁ」といったタイプはありましたでしょうか。いまどのタイプに関してもピンと来なくても問題ありません。これから各タイプ、そしてエニアグラムを知っていけば自ずと自分のタイプがわかります。焦って無理やり決めてもいい結果は出ません。あせらずじっくり探していきましょう。



では本日はここまでにします。次回からは各タイプの概要について説明していきます。





↓参考文献です。興味があるならぜひ一読を

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ようこそいらっしゃいました。


当ブログは主に初歩的な心理学とエニアグラムを用いて、皆さんの普段の悩みや不安を少しでも軽減することを目的として作成しました。


いろいろ至らない点もあるかと思いますが、なにとぞよろしくお願いします。