ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 |ダニエル・バレンボイムのピアノとグスターボ・ドゥダメル指揮 | 七梟のブログ

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ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 |ダニエル・バレンボイム、グスターボ・ドゥダメル、シュターツカペレ・ベルリン

 

 

 ブラームスの壮大なピアノ協奏曲の名演です。ここでは、ダニエル・バレンボイムがピアノを務め、グスターボ・ドゥダメルが指揮し、シュターツカペレ・ベルリンが、2014年のベルリン・フィルハーモニーでピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15を演奏しています

 

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15

 

作曲 / ヨハネス・ブラームス

ピアノ / ダニエル・バレンボイム

指揮 / グスターボ・ドゥダメル

管弦楽 / シュターツカペレ・ベルリン

 

(00:00) Coming on stage

(00:41) I. Maestoso 

(24:10) II. Adagio 

(38:32) III. Rondo. Allegro non troppo

 

 

 

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15

ブラームスの若い時期の熱量が強く出た、重厚で大きなスケールの協奏曲です。 交響曲のような迫力と、独奏ピアノの深い表情が並ぶのが魅力です。 激しさだけでなく、静かな祈りのような場面も印象に残ります。

 

「私が見た夜の夢を思い浮かべてみて下さい。かつて失敗に終わった、あの交響曲をピアノ協奏曲に書き直し、それを演奏していたのです!」

 ある日、ブラームスはクララにこのような手紙をしたためた。
「失敗に終わった交響曲」というのは、前年に作曲した〈2台ピアノの為のソナタ〉を、交響曲化しようとしたものの、うまくいかなかった経緯のことである。
 2台ピアノ用の原曲は、そもそも敬愛するクララと一緒に演奏するという、大いなる喜びのもとに作曲されたとも考えられ、クララもたいそう気に入ってくれたので、これを管弦楽曲という更なる高みに発展させたいという思いが募ったのであろう。それまでピアノ曲や室内楽曲程度しか書いていなかったブラームスにとって、大作のオーケストレーションは最大の課題であった。

 交響曲版は失敗したとしても、しかし協奏曲なら? 潜在意識が夢でヒントを与えてくれたのか。

 協奏曲版の作曲にあたっては、何しろ当時はまだ管弦楽曲に不慣れであったブラームスなので、親友かつ先輩格のヨアヒムに全面的な協力を依頼して、遠慮のない助言や容赦なき指導を求めることにする。
 往復書簡が幾たびも幾たびも行き交い、永遠と思われるほど互いに辛抱強く推敲を重ね続け、ついに満足のいく作品が完成する。
 それはピアノの超絶技巧が際立つ絢爛豪華な類のものではなく、シューマンも目指していた「ピアノとオーケストラの自然な融合」が、理想的な形で継承されている。

 ブラームス本人のピアノ、この曲を既に作曲者並みに熟知していたヨアヒムの指揮による初演は1959年で、夢の啓示を受けてから、実に4年近くが経っていた。