チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 アンナ・フェドロヴァ | 七梟のブログ

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気まぐれ

Tchaikovsky: Piano Concerto No. 1, Op. 23 - Anna Fedorova - Live Concert HD

 

 

The musical program
Tchaikovsky: Piano Concerto No. 1 in B♭ minor, Op. 23

The musicians
Anna Fedorova [piano]
The Nordwestdeutsche Philharmonie
Yves Abel [conductor]

Recording
Sunday the 14th of October 2018, in The Royal Concertgebouw Amsterdam.

 

 

3 questions to pianist Anna Fedorova | EBU

ピアニスト 

ウクライナ (Ukraine)

Anna Fedorova (アンナ・フェドロヴァ)。ウクライナの女性ピアニスト。1990年2月27日生まれ。

5歳からピアノを始める。6歳で最初のリサイタルを開催。7歳のときウクライナのNational Philharmonicで国際デビューを果たす。キエフのリセンコ音楽院をボリス・フェドロフに、イタリアのイモラのアカデミア・ピアニスティカをレオニード・マルガリウスに師事して卒業した。ロンドンの王立音楽院でノーマ・フィッシャーの指導のもと、修士号とアーティスト・ディプロマを取得。これまでにアルフレッド・ブレンデル、メナヘム・プレスラー、スティーブン・イッサーリス、アンドラーシュ・シフらに師事。特にラフマニノフのピアノ協奏曲の演奏は高い評価を受けている。日本にも2016年、2019年に来日しており、積極的にツアー活動を行っている。端正で非常に聴きやすい演奏が多く、国際的に高い評価を得ている。2018年、Channel Classics Recordsと契約し、一連のレコーディングを行うことになった。2022年末までに、3枚のピアノ・ソロ・アルバム、4枚の室内楽アルバム、そしてサンクトガーレン交響楽団とのラフマニノフのピアノ協奏曲全曲をリリースする予定となっている。ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番、前奏曲、パガニーニの主題による狂詩曲を収録したファーストアルバムは、BBCミュージックマガジンで高く評価された。2022年、ダヴィッズビュンドラー音楽アカデミーでピアノと弦楽器を学ぶ低所得の若い学生に最高の音楽教育を行うことを目指し、ダヴィッズビュンドラー財団を設立した。2022年のウクライナ戦争犠牲者のための募金活動を行うチャリティーコンサートをいち早く開始、慈善活動にも積極的に取り組んでいる。

 

 

 

 

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ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 は、ピョートル・チャイコフスキーが、友人のモスクワ音楽院院長のニコライ・ルビンシテインに刺激を受け、初めて作曲したピアノ協奏曲である

 

1874年11月から1875年2月にかけて作曲された。

チャイコフスキーは当初ニコライ・ルビンシテインを初演者と目し、彼に献呈しようと考え、1874年のクリスマスにこの作品の草稿の段階でルビンシテインともう2人の楽友に聞かせたところ、ルビンシテインから思いがけず「この作品は陳腐で不細工であり、役に立たない代物であり、貧弱な作品で演奏不可能であるので、私の意見に従って根本的に書き直すのが望ましい」と激しく非難された。チャイコフスキーは友人であるルビンシテインの言葉に従わず、この非難の後、セルゲイ・タネーエフへの献呈を目して作曲を進め、オーケストレーションが完成した後で、ドイツ人ピアニスト・指揮者のハンス・フォン・ビューローへ献呈した。ビューローはこの作品を「独創的で高貴」と評した。