Vanessa Carlton - A Thousand Miles | 七梟のブログ

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気まぐれ

Vanessa Carlton - A Thousand Miles

 

 

彼女の2002年のデビュー・シングル。

 

 この曲の魅力は、ひとつにイントロのまばゆい光のようなキラキラとしたピアノの響きがある。たった10秒足らずのイントロが鮮烈なインパクトをもたらし、聴く人を虜にする。ヒットした当時、22歳だった彼女は、この曲の誕生秘話をこう明かしている。

 

「イントロのピアノの部分は、ある日の午後、ほんの数十秒で出来てしまったんだけれど、それに続くメロディも、同じくらい良いものじゃないといけないと、自分で自分にプレッシャーをかけてしまったので、どこか怖さもあって、ずっと後回しにしていたの。でも、そろそろ書き上げないといけないと、ある晩に書き始めたら、すごく集中できたみたいで、1時間ほどで書けてしまったのよ。ただ、1年間放っておいたことで、完成までに1年なんて言われたりしているのよね」

 

Billboardで最高5位を記録し、その後もロングヒットを続けているVanessaの名曲。清涼感溢れるサウンド、そして何よりもメロディラインが非常に美しく感動的ですらある。

 

2020年、ヴァネッサ・カールトンの「A Thousand Miles」は日本でリバイバルヒットした。

彼女の2002年のデビュー・シングルなので、18年の時を経ての再浮上となる。

 

【ストリートピアノ】「A Thousand Miles」を弾いたらイケメンの外国人が大興奮?!【都庁ピアノ】STREET PIANO PEFORMANCE ''A Thousand Miles''

 

 

 

 リバイバルヒット自体は珍しくないが、復活の背景にはどんな理由があるのか。人為的に仕掛けられた、映画やテレビの大型タイアップがあるわけではない。背景には具体的に5つの要因があると分析されていて、このうちの3つがSNSに関係している。

 ストリーミングの変遷を示すグラフを見ると、今年1月から上昇するポイントが5つ点在している。順番に見ていくと、

①都庁ビルに設置されたピアノで、男性が「A Thousand Miles」を演奏する動画が投稿され、120万回以上の再生数を記録

②ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM/JFN系)で、シンガーソングライターのEveが受験生に贈る曲として紹介

③2014年9月に横浜アリーナで行われたONE OK ROCKのライブで、ボーカルのTakaが「今のところ、俺とRyotaが世界で一番好きな曲」として紹介しアコースティックカバーを披露。ファンが歌詞を付けて投稿したこのカバー映像が、現在までに再生回数が1380万回以上を記録

④音楽番組『Love music』(フジテレビ系)で、声優の蒼井翔太が「影響を受けた曲」として紹介

⑤TikTokにて「A Thousand Miles」の早回し音源を使った動画が人気となるなかで、一般から投稿された歌詞付のMVが24時間で再生100万回を突破する