下を見ながら 歩き出す

濡れないように 

必死になって 傘の柄を握り締め

通り過ぎる人混みを

ごめんなさい と謝りながら

ぶつかりながら

早足で 歩き進める

何度目かで ま正面からぶつかった

また ごめんなさい と謝った

「何してんだ、和」

土砂降りの 道の真ん中で

泣き崩れたのは

「どうして泣いてる」

だから 精一杯の強がりを

雨に濡れたんだ、、と