見つけてくれたの?
隠れるのは もう嫌だ
「雨の日は傘を差せば いいんだ」
そうすれば みんなと一緒だと
この人は言った
そうだね
皆と同じように
顔を上げて歩けるね
簡単な事だったのに 気付けなかった
「和、コーヒー入れたよ」
テーブルクロスに置かれた コーヒーカップから 柔らかな湯気が 見えた
もう 薄まることの無い
これから始まる
何処かの 2人の ストーリー…
「ミルクと砂糖も入れるか」
苦いコーヒーが 薄まるからいらない
わかった と言って
ギュッと 僕を抱きしめてくれた
充分甘いよと 抱き締め返した
END
(ありがとうございます)