経営者は、いつ何時、判断を迫られるかわかりません。時には情報が十分に揃わない中で即座の決断を下さなければならず、その一つひとつが会社の未来を左右することもあります。その時に大切になるのが「直感力」です。長年の経験から生まれる感覚とも言えますが、実は日々の生活習慣の積み重ねによって磨かれていくものだと、私は倫理法人会での学びを通して実感しています。
その基本となるのが「朝起きの実践」と「即行の実践」です。
朝起きは、自ら決めた時間にきちんと起きること。これは自分自身との約束を守る行為であり、心を澄ませる第一歩です。眠気に打ち勝ち、一歩を踏み出すことで心の曇りが取り払われ、物事を素直に受け止められるようになります。また、朝の静かな時間帯は心身ともに清らかで、経営判断に必要な感性を研ぎ澄ませる貴重な時です。
もう一つの「即行」は、気づいたことをすぐに実行する習慣です。人は考えすぎるあまり行動を先延ばしにしがちですが、その間に直感は薄れ、機会を逃してしまいます。思い立ったらすぐに行うことで迷いやためらいを断ち切り、直感を行動へと結びつける力が養われます。私自身、即行の実践を重ねる中で、経営に必要な決断のスピードと感覚が確実に高まってきたことを実感しています。
早起きの効果は誰もが知るところですが、週一回のモーニングセミナーに出席するだけでも「朝起き」の実践が叶います。会場に足を運ぶことで自然と生活のリズムが整い、仲間と共に学ぶことでさらに気づきが深まります。これまでの経営で直感力を活かしてきた方も多いと思いますが、時とともに様々なしがらみの中で直感力が鈍ってしまった方もいるのではないでしょうか。週一回のモーニングセミナーを通して、共に直感力を磨いてまいりましょう。




