今朝のモーニングセミナーでは、(株)シンコーハウスの宇津城尚直さんが3分間スピーチを担当されました。
宇津城さんは、モーニングセミナーの会場設営に参加するようになってから、「当たり前のことを当たり前と思わず、感謝の心を持ちたい」と感じるようになったそうです。
これまでは、朝会場に行けば机や椅子が整然と並び、受付の準備もできていて、定刻になればモーニングセミナーが始まる。その光景を当たり前のように受け止めていました。しかし実際に設営に携わるようになると、その裏側には多くの人の働きと心配りがあることに気づいたと言います。
会場設営担当者は、まだ暗い朝4時30分前には会場に到着します。行動旗を掲げ、ホワイトボードに当日の予定や連絡事項を書き、机や椅子を整え、配布資料を準備します。さらに司会や進行のリハーサルを行い、役員朝礼で心を一つにしてから参加者を笑顔で迎えます。
参加するだけでは見えなかった多くの準備や努力を、自ら体験することで初めて知ることができたのです。
これはモーニングセミナーだけの話ではありません。私たちの家庭や職場、地域社会でも同じことが言えるのではないでしょうか。
毎日当たり前のように食事が並ぶこと、会社へ行けば仕事ができる環境が整っていること、地域の行事が滞りなく開催されること。その一つひとつの裏側には、誰かの準備や努力、そして相手を思う気持ちがあります。しかし私たちは慣れてしまうと、その存在が見えなくなり、「当たり前」と思ってしまいます。
倫理法人会では、「気づき」が実践の第一歩だと学びます。感謝は頭で理解するものではなく、実際にその立場を経験した時に深く心へ落ちてくるものなのかもしれません。
宇津城さんのスピーチを聞き、改めて「当たり前」の中にある感謝を見つめ直す機会をいただきました。見えない働きに感謝し、自らも誰かのために行動する。その積み重ねが、より良い家庭や職場、そして地域づくりにつながるのだと感じた朝でした。


