今日は貨物列車しんがり車両にDCC車両検知が働いてくれるようにする話の続きです。ホキ2500とタキ43000に施工、これで貨物編成の最後尾全てに検知機能が付きました。

 

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前回ホキ5700とタキ1000に施工した続きです。タキ43000から行きます。

 

ED75 115ED75 76の重連牽引ですが、首都圏~郡山間を結ぶタンク貨物列車をイメージ、反射板で運転されていたと思います。EF65PFの牽引なども似合う編成です😁。

 

TR214台車は車軸長車輪にピン止め仕様、古い構造です。セキ6000の時と同じように車軸長用の集電板をアレンジし、左右の間に4.7kΩの抵抗を付けて僅かに電流を流し、車両検知が働くようにします。台車枠のピボット受け部をグラインダーで拡張して、車軸短車輪が何とか収まります。

 

車軸長用の集電板を写真右→左のように加工です。中心部をUの字に曲げて軸距を詰め、加えて縦方向も僅かにV字状になるように加工しています。

 

車輪を付けた時にスムーズに回転するよう微調整を繰り返して仕上げます。結構根気が要る作業です😅。施工したタキ43163はKATO 8013;古い製品です。

 

ホキ2500(KATO 10-824)はスナップオンタイプに車軸長という、何か不思議な取り合わせでした。上述タキ43000と殆ど同じなんですが薄い車軸短用の集電板を使ったところが異なります。

 

台車中間のスプリング部にカバーが付いたTR213台車、もし失敗すると入手が難しそうだと思ったので薄い集電板を使いました。台車枠のピボット受け穴を拡げるのが結構微妙な作業~車軸短用ならピボット受けが浅いのであまり深く削り込まなくて済む..失敗もしにくいだろうとの判断でした😁。

 

ホキ5700同様非常に軽かったので、集電を安定させるためウェイトを入れています。積荷パーツの裏に貼り付けられました。

 

この列車は前回も書きましたがED16 10(DCCアドレス1610)牽引、青梅線イメージの石灰石貨物列車です。EF64 1020が牽引することもあります。ホキ2500は16両です。

 

車両検知仕様の貨車を沢山作らなければならない と書いていたんですが、写真のように右奥のダブルクロスを渡って駅へ進入する場合

 

矢印37a電源区画で1610の”中抜け”が起こりますが、極端に電源区画が短い所(約28cm)です。同じような箇所が4か所ありますが他の電源区画は1.3m以上ある..中抜けしても車両検知はしっかり働くのでここだけ目をつぶれば..

 

大幅に施工を少なく出来るではないか?と思いました。ホキ2500編成は全長約1.2mですから機関車としんがりだけ車両検知が働けば上述の4か所以外で中抜けを起こすことはありません。

 

前述ED75重連のタンク貨物は全長約1.7m、車両検知1区間の長さを超えますから中間に車両検知車が必要ですが、1両でいいことになります。

 

逆に車輪の汚れが心配です。各台車車輪掃除をやったうえで付けているんですが、貨車は集電機能もサスペンション機構も無いのが基本、走行中に離線が起こり易く車輪が汚れやすい特徴があります。こっちの方が問題かな?前後両台車に検知機能を付ける必要が出て来るかもです。タンク車ならタンク内にブリッジダイオード&コンデンサーを付ける手もあるかも知れませんがDCCは交流ですから車両検知にコンデンサーが効くかどうか?はやってみないと分かりません。

 

これで貨物列車最後尾の検知仕様化は一通り終わりました😁。自己流カンテラ尾灯アレンジのコキ車(コキ50383)、

 

国鉄時代の貨物列車などに連結の車掌車(ヨ14476;形式ヨ5000)はLEDが付いているので電流消費=車両検知が働きます。車両検知をやりつつ色々な貨物列車しんがりの表情を楽しめると思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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