今日はNゲージ鉄道模型、DCCによる車両検知走行に関する話です。KATO製のダブルクロスポイントのど真ん中でギャップを切り、左右電源区画を分けようと考え工夫してみました。間違って買った固定式線路用の絶縁ジョイナーが活躍します😁。
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DCCによる自動運転、信号制御による自動減速なんかをやりたくてDigitraxの制御機器BDL168、RX4を導入、テスト環境における各種試験を行い、複雑なコネクター配線も済んでいよいよ本レイアウトへ電力を供給するケーブル敷設作業を行っています。閉塞区間を作ってギャップを切り、各区間にDCC電力供給の配線が必要なので大変な作業😅、盛大にバラシて作業しています。
作業量が莫大なので順次施工、今回は写真右の駅部(電源区画1~6)から左の本線(電源区画7,8)の配線を行っています。当初の計画は緑線の位置でギャップを切り電源区画を分けようと考えましたが、ちょっと気になったのはダブルクロスポイント部です。
例えば写真のような運転をした場合電源区画3から8へ入る前に一瞬ですが区画7に入ることになります。何かスマートじゃないし、後々問題を起こすような気がしました。(走行するのはED75 741+ED75 768牽引 寝台特急あけぼのです。)
これを解決するにはKATOのダブルクロスポイントレール(20-210)のど真ん中に前後左右ギャップを切ってやる必要がありますが、矢印;外側のレールが左から右まで1本の構成なのでそのままでは無理です。既にやられている方もおられると思いますが、自己流で何とかしてみることにしました😁。
先ず思い切ってやってみたのが、矢印の位置にグラインダーを入れて線路を切断です。出来るだけ先端が細いものを使いました。ニッパーや糸鋸もトライしたんですがなかなか上手く行かず、ポイントレール自体を壊してしまう恐れもアリとみて止めました。しかし7.5°のカーブレール記事などで書いたように、KATOの線路は固定が片側だけ、この写真では右側の線路が左右に動いてしまう構造なので走行しているうちに動いて左の線路に接触してしまう恐れがあると考えました。
そこで目についたのがコレ、24-811;固定式線路用の絶縁ジョイナーです。実は先日某模型店で間違って買ったもの、ユニトラック仕様(24-816)が欲しかったんですが店員さんが出してくれたのが固定式用で自分も気づかずに買って来ちゃいました😅。150円ほどの商品なので返品、交換するにも交通費の方が高く付く とそのまま所有していました。これ使えるんじゃない??😁
右の動いちゃう方の線路をズラし、枕木とバラスト表現を少し掘るように削って、左右長さを詰めた固定式絶縁ジョイナーを挿し込みます。
右の線路を接続、ギャップが広くなることも無くいい感じに仕上がったんじゃないかと思います。写真下の枕木が削れちゃいましたが、色を塗ればいいでしょう。ユニトラックに固定式線路のギャップジョイナーを使う..間違って買っていなければ思い付かなかっただろうな~😁。
ポイント裏面も配線のし直しです。これまでは全てが導通する”完全非選択式”になるようオレンジとグレーのケーブルをハンダ付けしまくっていました。
ダブルクロスの右側にギャップを切る最初の構想を前提に配線し直し(緑線を境に互いに絶縁する配線)、中央部に追加ケーブルを通す余裕が無かったので矢印のように切り込みを入れてまでケーブルを通したんですが..
ダブルクロスのど真ん中でギャップを切るように変更したので矢印にあった3本の配線を撤去しています。結果的に切り込みを入れなくても何とかなったな😅。
これで3番電源区画から7番に入ることなく8番区画に入れるようになりました。直進する場合は3→7です。
線路をぶった切るということをやっているので列車走行テストもやっています。経験上脱線しやすい河合商会のタキ1900(住友セメント)がつながる磐越西線の貨物列車をイメージした編成、DD51 1027牽引です。
難なく通過しました。新幹線の高速走行テストはまだやっていませんが、他の線路継目に段差が出来ている箇所よりむしろ良く見える..他にも応用できそうな気がします😁。(ちょっと問題もあって、更に一工夫入れて解決していますがその話はまたの機会に..😅)
ダブルクロスで時間かかっちゃいました😅。車両検知をやるから必要なことと思いますが、パワーパック運転でスイッチ操作で通電区間を分ける場合なども応用できるかも知れません。DCC機器の本線導入作業を続けます。写真の位置は既に車両検知走行が出来るようになっている区間です😁。
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