がんとわかった時に、焦らないためにお伝えしたいこと | ~緩和ケアやいのち、日々の出来事や想いを~

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3度のがん経験や、がんの患者さんとのふれあい。
昔、白血病で亡くなった長男のことを想いながら、
日々の出来事や想いを書いています。

「がんと伝えられた時には、頭が真っ白になった」

この言葉をよく聞きますね。


時々、ブログに書いているのですが、

後悔しないために、最初にしっかり情報を集めてから治療に臨みたいものです。

がんとわかると、早く治療をと焦ります。

私も、かつてそうでした。


誤解を恐れずに書きます。

検診や受診で「がん」と伝えられた場合、思わず、その病院、その医師を信頼してしまう傾向がありますよね。


でも一度立ち止まって欲しい・・・。


個人情報なのでブログに書くことにためらいがありますので、最低限のことを書きます。

ある地方の病院でご家族ががんとわかり、家が近いからとそこで手術。

病状が悪化した今、主治医との関係性も良好ではなくがんセンターなど専門の病院に行くべきだったと後悔されています。


ご本人は治ると信じておられるとのこと。


この言葉も時々ブログに書いています。

あるがん専門の外科医の言葉

「がんは最初の執刀医でその人の余後が決まるよ」


出会った医師によって、時に運命が変わることもあるのですね。


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私が最初の胃がんの手術をした時は、主治医(執刀医)が風邪をひき、急遽外科部長の執刀となりました。

2回目は外科部長と主治医が執刀。

術後、「余命1年」と家族には伝えられたそうです。

こんなに長く元気で生きることができたのは、外科部長のお陰だと思っています。


度々同じようなことを書くのは、読んでくださっている皆さまに、「がん(病気)を恐れることなく、でも慎重に」と、お伝えしたくて・・・。


ジメジメした梅雨、そしてまた猛暑かもしれない夏をお元気でお過ごし下さい