白血病で6歳の時に亡くなった長男の最期の言葉は、激痛のあまり「もう嫌~!」でした。
その後、私も3回がんを経験し、術後の激痛を経験。
そんなことから、「山口県東部に緩和ケア病棟を」というNPOで市民活動をし、何度も諦めそうになりましたが、県と国への働きかけをあきらめず初志貫徹、ある病院に緩和ケア病棟が開設されました。
きっと、今も山口県でお役に立っているのではないでしょうか。
あの頃の想いを小冊子の最後に書いています。
もし
わたしが
ホスピスで過ごすことになったら
どうか 私の痛みをとってください
時には パニックになって
わがままを言うかもしれません
そんなときは
私の苦しい気持ちに寄り添って
やさしくうなづいてください
そうすれば きっと
わたしのこころは平安でいられるでしょう
もし
1人暮らしの孤独な患者さんがいれば
どうか 傍にいてあげてください
家族のいない闘病生活は辛いと思います
わたしは
医療者とボランティアが遠慮なう話せる
社会に開かれた明るい病棟で
最期まで生きたいのです
今、ある人が苦しみながら、いのちの終わりを迎えようとしています。
緩和ケアの質は、この頃から進んでるのでしょうか?
病院格差があるのでしょうか。