20年前の緩和ケアと今の緩和ケア、どう違うのでしょう | ~緩和ケアやいのち、日々の出来事や想いを~

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3度のがん経験や、がんの患者さんとのふれあい。
昔、白血病で亡くなった長男のことを想いながら、
日々の出来事や想いを書いています。

白血病で6歳の時に亡くなった長男の最期の言葉は、激痛のあまり「もう嫌~!」でした。

その後、私も3回がんを経験し、術後の激痛を経験。

 

そんなことから、「山口県東部に緩和ケア病棟を」というNPOで市民活動をし、何度も諦めそうになりましたが、県と国への働きかけをあきらめず初志貫徹、ある病院に緩和ケア病棟が開設されました。

きっと、今も山口県でお役に立っているのではないでしょうか。

 

あの頃の想いを小冊子の最後に書いています。

 

もし

わたしが

ホスピスで過ごすことになったら

どうか 私の痛みをとってください

 

時には パニックになって

わがままを言うかもしれません

そんなときは

私の苦しい気持ちに寄り添って

やさしくうなづいてください

そうすれば きっと

わたしのこころは平安でいられるでしょう

 

もし

1人暮らしの孤独な患者さんがいれば

どうか 傍にいてあげてください

家族のいない闘病生活は辛いと思います

 

わたしは

医療者とボランティアが遠慮なう話せる

社会に開かれた明るい病棟で

最期まで生きたいのです



 今、ある人が苦しみながら、いのちの終わりを迎えようとしています。

緩和ケアの質は、この頃から進んでるのでしょうか?

病院格差があるのでしょうか。