黒い影に覆われていた。
地面に突き刺さっていたジバン・ジライヤ・ゴーカイイエロー・ゴーカイグリーンのレンジャーキーでイエロー・グリーンはゴーカイチェンジした。
「ゴーカイチェンジ!」
「ジ~バァーン」
「ジ~ライヤー」
グリーンはジライヤ、イエローはジバンに姿が変わっていた。
ビルゴルディのモニターは変わらず白黒でザザザァと目の前が確認できない状態だった。
「マクシミリアンソード。ジバンエンド」
(マクシミリアンソードはマクシミリアン TYPE-3というジバンの右腿に収納されている3種類に変形する武器を変形させた剣のことである。そのマクシミリアンソードでエネルギーを集める事で光り輝く必殺武器になる。敵に突進してすれ違いざまに斬りつけ、振り向きざまに縦斬りを決める必殺技がジバンエンド。)
ジライヤは磁光真空剣を取り出し、必殺技を放った。
「磁光真空剣・真っ向両断」
(磁雷矢が最も得意とする必殺技。敵を縦に斬りつけ、さらに横に斬る必殺技)
2人の攻撃は見事に当たった。
ビルゴルディのモニターには「戦闘不能。DENJER。・・・・・・・・・・」と何も表記されなかった。
「うわあああああああ」
爆発と共にビルゴルディは破壊された。
ジャンパーソンは1部始終見ていたが、体が動かなかった。ビルゴルディの爆破とともに我に返り、急いでバックレットコントローラーに装備したミニドリルジェイカーを謎の巨人に放ち
「ガンギブソン撤退だ」
と帰っていった。
ゴーカイジャー6人となでしこは喜んだ。
「よっしゃぁー」
「はぁ。勝った」
巨人はみるみる小さくなり、なでしこたちと同じ身長になっていた。
「あっ!ギンガ。ウルトラマンギンガ!!」
ギンガは変身を解除し、元の人間の姿ヒュウガに戻っていた。
「ただいまっと」
さらにゴーカイジャーとなでしこは喜んだ。
「ヒュウガのばーか。はぁあ泣いて損した」と小声でなでしこは言った。
「え?泣いて損した?」
とヒュウガは聞いたが、
「そんなこと言ってないし」
となでしこからトウカに変身解除をし、冷たい態度で言った。トウカは心の中では抱きしめたいと思ったが、変な風に思われたくなかったためにやらなかった。
「なんで生きてんの?」
「あのあと超銀河フィニッシュをやったあと、急いでギンガにライブしたんだ。そのあと爆発が起きて・・・レンジャーキー探すのが大変だった。やっべ!」
「どうしたの?」
「腹減った~」
「本当にバカ!バカ!バカ!」
「うるせえよ。ハカセご飯作ってよ」
「その前に給食があるでしょう」
「あれ今日土曜日じゃなかった?」
「5日間もいなかったんだから」
「俺の休みが~ガクン」
「ほら学校行くよ」
「行く前に家によっていい?心配かけたから」
「早く来てよ。みんなには何も言わないから。それじゃお先」
なでしこに変身をし、学校がある方向へ行った。
「よし、家で休もうかな」
「それはいけないことでありますよ。学校はさぼっちゃいけませんよ」
「冗談だから。ゴーカイジャーもガレオンに戻るんだよね。自分の家の上でガレオン待機させといてくれない?お願い!!」
「どうする?マーベラス」
「まぁいいってことよ」
「ありがとう。変身」
スカイライダーにカメンライドをし、家へ帰っていった。
「ガレオン来たみたいじゃん」
「よし。行こう」
「たっだいま~」
「おう。どこへ言ってた?」
「学校行ってくる。詳しいことはまた帰ってきてから。いってきまーす」
「ガレオンここだよ」
「マーベラス見つけたよ」
「ハカセ迎えに行って来い」
「え~なんで僕が」
「一応中学生だぞ」
「わかったよ」
マーベラスに言われ、ハカセはヒュウガを迎えに行った。
「お~懐かしい・・・っていてる場合じゃない。学校へお願いします」
「おう」
6人揃って言った。
「おはよう諸君」
教室中騒ぎ始めた。
「あれ?死んだんじゃないの?」
「勝手に殺すな」
「今授業中だから席について」
先生に言われ席に着きいつもどおりに放課後がやってきた。
学校を借りてヒュウガ・ミキナ・トウカの3人で会議を行っている。
ゴーカイジャー6人はガレオンで休んでいる。
「俺がいない時に何が起きた」
「3つの出来事が起きた。1つはスーパーアルティメットショッカーが2つの組織と協力し合いスーパーからハイパーになった。」
「ただ名前が変わっただけじゃん。その2つの組織については?」
「何も知らない」
「ミキナは?」
「うちも。2つ目はキョウリュウジャーがこの世界にやってきたこと。」
「それも絶対勝てる自信があるから」
付け加えとしてトウカが、
「3つめは謎のライダーが街で暴れている」
「謎のライダー・・・」