時代に対応して改定を重ねてきた「所見集」が、
業務の効率化、負担軽減のために、
2024年8月、大幅改訂に踏み切りました。

中学校教師の視点で豊富な文例を追加しました。
まさに痒いところに手が届く所見集です。



 

 

 

 
 

 

 

 

A.担任視点の文例を大幅にアップ!
従来の優れたところは踏襲しつつ、
担任の目の届く文例を大幅にアップしました。
もう、文言を考えたり、文章を作ったりする必要がありません。
コメントを選択するだけで所見が完成します。
※詳細は目次をご覧下さい。

 

・友人関係から見た生徒所見

 A.良好な友達関係を築く生徒
 B.普通の友達関係を築く生徒
 C.友達少い・孤立する生徒
 D.友人関係が芳しくない生徒
・リーダー資質の生徒所見
・友達を思いやる生徒所見
・平均的、目立たない、書きづらい生徒の所見
・学力不振の生徒所見
・体調不良、不登校気味の生徒所見
・問題行動のある生徒の所見
・給食、清掃、係活動で活躍する生徒所見
・委員会、部活、各種行事で活躍する生徒所見
・エール/はなむけ/メッセージ所見…


B.時代に即応したコメントを用意
Chromebookをはじめとしたタブレット、アプリの利用を始め、
自由進度学習、グループワークの文例を用意しました。
一斉指導から個別学習に移行する時代に対応しています。


C.ネガティブからポジティブへ
生徒の努力や長所を認める文例だけではなく、
不登校気味、学力不振、問題行動等のある生徒文例も用意しました。
また保護者が非常に関心を持つ友人関係コメントを豊富に揃えています。
全てポジティブな激励メッセージを基本にしています。


D.ChatGPT・Claude・Gemini・Bingの「生成AI」を積極利用!
凄まじい勢いで進化する対話型AIを採用。
学期所見は勿論、国語、数学、社会等の教科、
総合や道徳所見も容易に作成可能です。
通知表処理がより容易く、効率的になりました。


E.業務の効率化
本書は業務の効率化を目指し、3つのテーマを掲げています。

○所見の時短化を目指す秘訣
所見作成のスリム化を目指した10例を紹介しています。
一読することで、所見作成の時間が半減します。
今後の通知表の在り方を見据えた提言もあるので、
学期末の一ヶ月前に目を通すことをお薦めします。

○年度末業務の効率化
通知表、指導要録、学級編制など、
年度末は煩雑な業務が山積する時期です。
結構な時間を要すると捉えられていますが、
何ら難しくありません。1日でも十分可能です。

○年度始めはロケットスタート
教師にとって1年間で一番忙しい時期が3.4月です。
それは年度末・年度始めで、
「「次年度引き継ぎ」「次年度の学年経営」「所帳簿」処理があるからです。
これらも要領よく、効率的に処理する方策があります。
4月のロケットスタートを提案をします。

①席替えの意義とは
1. コミュニケーションの活性化
いつも同じメンバーとばかり接するのではなく、

席替えによって異なる人と交流することで、

新たな視点や価値観に触れることができる。
特に内気な児童や引っ込み思案な

児童にとっては、積極的にコミュニケーションを取るきっかけとなり、

協調性やコミュニケーション能力の向上に繋がる。
また異性と交流することで、

異性に対する理解を深め、健全な男女関係を築く土台にもなる。

2. 学習意欲の向上
いつもと違う環境に身を置くことで、

新鮮な気持ちで学習に取り組むことができる。
周囲の学習意欲の高い児童の影響を受け、

自分も頑張ろうという気持ちになることもある。

また得意科目や苦手な科目によって座席を変えることで、

苦手克服や得意科目の伸長を図ることにもなる。

3. 集中力の向上
いつも同じ景色を見ていると、集中力が途切れてしまうことがある。
席替えによって景色を変えることで、

気分転換になり、集中力を維持しやすくなる。
また教師からの目が行き届きやすい前方の席や、

集中しやすい後方の席など、

児童の性格や学習スタイルに合わせて座席を配置することで、

より効果的な学習環境を作ることができる。

4. 協調性の育成
グループワークやペアワークなど、

共同作業を円滑に進めるためには、互いを尊重し、協力することが大切である。
席替えによって異なる人と組むことで、

協調性やコミュニケーション能力を育むことになる。

グループ内の役割分担や意見交換を通して、

問題解決能力やリーダーシップを発揮する機会にもなる。
 

クラスでの席替えには、これだけの効用がある。

だからその意義を踏まえ、担任は適宜様子を見計らって、実施するのだろう。

 

②職員室こそ席替えを!

少々前置きが長くなったが、教室と同様、職員室での席替えを推奨したい。

「コミュニケーションの活性化」
「学習力・集中力の向上」
「協調性の育成」…
これらは何も児童に限らず、教職員も全く同一である。

固定化された机配置では、

コミュニケーションはどうしてもその周辺に限られてしまう。
席替えによって異なる他の職員と交流することで、

新たな視点や価値観に触れるメリットは、きっと児童以上の効果があるのだろう。
業務(学習・集中力)の効率性、そして協調性もまた、

他の職員との連携があればこそで、

異学年交流がしやすくなるのも、交換可能な配置があってこそである。

何処の職員室でも、管理職(校長、教頭)と教務主任が最前列に陣取り、

そこに並行するように、各学年の席が配置されている。
技師の方、臨時講師の方々は隅に追いやられているときもある。

また外部からの電話対応は一手に管理職が担っている学校があれば、

たまたま置かれた席の近くの職員が毎度対応しなければならない学校もあるだろう。

そういった固定的な観念こそ、

教職員こそ取り払っていくことが求められるのではないだろうか。

毎月職員会議を実施し、司会進行は基本的に輪番制で各学年で行っている。

その際、進行役を最前列の校長席に座らせていた学校がある。

では校長はどうするかというと、空いた学年座席に座って職員会議に臨むのである。
僅かこれだけの事であるが、閉塞感から開放感ある会議に変身するのである。

 

様々な試みが可能である。
・管理職の座席を部屋中央に配置すると、きっと風通しが良くなる。
・電話番近くの席を移動することで、負担が減少する。
・育児関係で退勤時間近くに帰る職員はドア付近に配置する。
・学年枠を取り払い、他学年同士の席を配置する。
・中央付近に丸テーブルを用意し、談話(Café)コーナーを設ける。
・全体変更だけでなく、学年内の移動もある。



異動された方を4月1日に迎え、本格的に1年間がスタートする。

最初の数週間は毎日が忙殺状態である。

職員間のコミュニケーション以上に、学級の基礎を培う事に心血を注ぐことになる。

それから運動会などの大きな行事を行い、あっという間に1学期が終了する。


夏季休業を迎え、ほっとするひとときである。
クラスのように、毎月の席替えなど、望む事自体難しい。

しかし、この期間は実施するのは非常に容易である。

十分な時間が確保できるのである。

「そんなことするのは面倒だ」
「座席を誰が考えるのだ」
「いちいち動かさなくても…」
いろいろネガティブな意見が錯綜するかも知れないが、

こういったときこそ、若手教師に任せてみてはどうだろうか。

若い感性を取り入れる事で、

職員室が活気溢れる場に変身するのは間違いないだろう。

1年間、一切席替えせずに3月を迎えるクラスはあり得ない。

「より良いクラス」のために席替えをする。

職員こそその精神に則り、コミュニケーションを磨き、効率性をUPしていきたい。


チャンスはこの期間である。




 

Gemini、Copilot、chatGPTの3つの生成AIと

共に、人間らしい自然な日本語を生成する「Claude」を2024年7月に積極採用しました。

 

~発刊記念として、期間限定で半額で提供!!~

 

本書は小学校・中学校教師のために業務の効率化を図った改革版です。
「生成AIの通知表所見」は、僅か5分で完了します。

要領を得れば、一人2.3分以下でも十分可能です。

 

しかも「道徳所見」「総合所見」「外国語所見」もたったの2分です。

 

 

~「Kindle版」と「ペーパーバック版」2種類あります~


 

 

 

 

AIを使った所見は難しくない、と言うよりも、非常に簡単です。

200~240文字の学期所見を仕上げる場合、

通常は一人一人の児童生徒の特性や特徴を把握し、

日々の学校生活上での行動面や友人関係を始め、

係活動、クラブや委員会の特記事項、

優秀な教科の評価やWS/ノートを総ざらい机上に起こす必要がありました。

更に授業時の様子や言動も振り返らなければなりません。

これらをベースに、それに合致した相応の文章を考える、ここが非常に苦労するところでした。
その上、仕上げたコメントをもう一度吟味し、

校正したり書き換えたりする作業もありました。
これを40名近く行うので、かなりの時間と労力を要するのが普通でした。


しかし生成AIで激変しました。
細かく、正確なコメントは不要なのです。
一人の児童生徒に対して数種類のワードを浮かべるだけで終了です。
・「だいたいで」
・「あいまいで」
・「この程度の語句でも」
完成する時代が到来したのです。




○本書の特徴
1.初心者にもお奨め
生成AIを初めて使用する方、使い慣れている方、どちらにも対応しています。
Gemini、Claude、Copilot、ChatGPTのログイン方法を解説すると共に、
所見を生成する術を段階的に紹介しているので、誰でもすぐに作成可能です。

2.小中学校完全対応
「通知表所見は5分で終了!」
「とにかくすぐに所見を完成させたい」
「要領よく、しかも簡単に作りたい」
「道徳・総合・外国語所見も、早く済ませたい」
そういった全教員に向けた所見作成の手引き書です。

3.豊富なコトバンク
児童生徒に合ったも所見が浮かばない、思いつかない、
旨い言葉が見つからない……
そのときにおお薦めするのが「コトバンク」です。
学習面、生活面、活動面、部活面、行事面、、、
数十ページに渡って、分野別に膨大な語句を紹介しています。
紹介した文言で「検索する」だけで、手軽に、簡単に所見が完成するのです。

 

 

 

 

最近の学校目標や掲げられるテーマは、

文言が先行している感が否めません。

カタカナや英文字を多用し、

訴求する事が流行っていないでしょうか。

 

敢えて目標など翳さずとも、

児童生徒の視点に立てば、

泥臭くても、

地味で堅実であって良いと思うのです。

 

学校改革の一つとして、

そしてFacebook上で、

「自律」の文字を目にする機会が増えています。

大凡の意味は、

「自立」…自分一人の力だけで物事を行うこと。

「自律」…自分の立てた規律に従って正しくコントロールすること。

 

幼少時代、常に目にしていたのは「自立」。

教室前面に掲示された「自主・自立」がまさにそうですが、

最近は「自立」が消え、

盛んに「自律」が謳われています。

 

ここに素朴な疑問が浮上します。

それは児童生徒に「自律」まで到達要求するのは、

あまりに難易度が高く、

達成困難になっていないでしょうか。

難関大学の合格、全国規模の優勝等々を掲げるのであれば、

きっと期間限定で自律精神が求められるでしょうが、

一般的に学校では自立であると考えます。

 

「自律教育」もまた世相を照らして、

一人歩きした結果の造語なのでしょうか。

更に自立>自律という上位性にも疑念があります。

 

ちなみに自律を達成、人生を達観している大人は、

一体どれだけ存在しているのでしょうか。

日常的な食事さえ抑える事が出来ない自身を鑑みれば、

自律どころか、自立さえ及ばない現況にあります。

 

それらを踏まえれば、

「自律は人生の課題」と言っても過言でないと思います。

精神性を求める文言を児童生徒に提唱する事に、

憂いを感じるのは私だけでしょうか。

 

忌憚のないご意見をお待ちしています(_ _)。

 

 


 

 

体操の宮田選手。
体操協会の行動規定に抵触する
喫煙と飲酒の事実と認め、
パリ五輪出場を辞退しました。
 

年齢が19歳(あと2ヶ月で20歳)でした。
女子体操選手は多くが10代にピークを迎えるので、
オリンピック出場はほぼ閉ざされたことになります。

トップアスリートの殆どは幼少期からスタートします。
食事制限、身長・体重制限、あらゆる辛い練習に耐え、
数々のプレッシャーを撥ねのけ、
我慢に我慢を重ねた末の2024年、
長年の夢であった五輪切符を掴んだ瞬間でした。

喫煙も飲酒も許される行為ではありません。
五輪代表、エースの立場を踏まえれば、
異を唱える訳ではありませんが、
軽微な過ちに対して、
他の裁定が考えられなかったのでしょうか。

また異論を唱える方もいらっしゃるようですが、
大半の方がこの裁定に賛同している点にも、
疑問を感じます。

二道に分かれたとき、
日本人は往々にして、
先手をゆく者に倣い、大半が右に向かいます。
しかしながら、そこで熟考することで、
追随するだけではなく、
左という選択もあると思うのです。


十代はあらゆる世界に興味や関心を持ち、
好奇心いっぱいの年齢でもあります。
自己判断が未熟で甘く、言動が伴わない世代でもあるでしょう。

私達は常日頃観ている児童生徒に対して、
その限りの一時の判断だけではなく、
先を見越した指導を施そうと常に考えています。
それでも約束を破られ、
裏切られるときが度々ありますが、
それでもその先の姿を信じて接しています。



この裁定が表面化した以上、
今後も一生に渡って晒され続けることになります。
幼い彼女にはあまりに辛い厳罰となりました。

厳重注意し、保護者にも罰則を設け、
自身にも行動制限を義務づけ、
今回に限って一回のみチャンスを与える、
そういった裁定が望まれたと思っています。

散りゆく桜は二度と戻らない…、
だからこそ散る間際に両手を添える寛容さが
求められたのかな、そう感じました。

本日より夏季休業、
休み中はゆっくりしたいときに、
失礼しました(_ _)。