タイに暮らしていると、本当に驚くほどの日本車とすれ違います。
トヨタ、ホンダ、日産。昔からタイの道路を支えてきたのは間違いなく日本車でした。タクシーもバンも、街を走る車の多くが「MADE IN JAPAN」。
「日本の車ばかりなんだね」って日本からいらしたお客様から言われるたびに、なんだか日本人として褒められたような誇らしい気持ちになったことが何度もありました。
これが私のORA GOOD CAT
そして私自身もトヨタの最高級カスタム仕様で、ヴェルファイアをお仕事の送迎に使っていました。もちろん自分で運転するなんてできないと思い込んでいたから専属のドライバーを雇ってどんなところにも送迎付き。そしてそんなことがステイタスであるように思い、それがお客様に対してもワンランク上のサービスだと思っていました。
内装も可愛い😍😍
ところが最近は、国内完結型プログラムが主流になり、タイに来る日本のお客様の数は激減。もはや、自分達がいきたい場所に送迎してもらってました。
現在、主流の国内で完結するプログラムは、日本国内で採卵、培養、生検を行い、生検細胞だけをタイへ航空便輸送し、結果が出たら日本に送って移植をします。
だからなのかな。ある日の朝、私はなんだか精一杯見栄をはったようなその高級車を売ってしまったんです。なんだか令和という新しい時代に、ドライバーが付いた高級車両で移動。そんな価値観がなんだか違うような気がしてきたんです。
そのごつい車とドライバーさんを手放して購入したのはORA GOOD CAT という可愛い可愛い中国製の猫っぽい電気自動車でした。いわゆるEV車というやつです。名前のとおり、どこか猫のような丸い目をしたフォルムで、タイの若い世代を中心に人気を集めています。本当にめちゃくちゃ可愛いんです。そして中国製ということもあり、車のアクセサリーーも安い!可愛いマットレスやミラー、モニターの画面もカバーも豊富で楽しめる。
今、泊まってるアマタゴルフ場近くにあるホテルNIKKOのロビー
EV車ってことは、電気の充電に対応してんのかななんて心配ご無用。街のいたるところにEVの充電ステーションがポコポコ設置されていて、まるでタイ全体が“電気の時代”に一気に舵を切ったような、そんな勢いを感じます。
車は買った。そして目の前にある。さて、これをどうしようかと思った時、そうだ!自分で、自分だけの力で運転してみよう。行きたいところに、自分の好きな時間にいってみようと思いました。
いい感じに広々なロビー
タイで初めて車に乗るどころか、日本でさえペーパードライバーでありました。それが、バイクが乱雑に走り回りクラクションが飛び交うバンコクの無秩序な道路を、自分で走ってみたい、どこまでも好きなところまで行きたいと思ってる不思議。少し離れた郊外の市場、静かな湖のほとり、夜の街のきらめき。専属の運転手に送ってもらってるようでは、味わえない、自分の意思で向かえる自由を感じました。
好きな音楽をかけながら、街を走りながら思わずつぶやいてしまいました。
「車があるだけで、こんなに遠くまで行けるんだなぁ」って。車って、ただの移動手段じゃないんですよね。自分の力で、自分のタイミングで、好きな場所へ行ける——
それは、バンコクに住んでから初めて感じた誰かに頼らない「自立」であり、本当の意味での「自由」でした。
カーオプション充実。可愛いキーケース460バーツ
タイのEV普及は、中国の勢いと相まって急速に進み、安価で可愛く、インスタ映えするデザイン、エンジン音もなく静かに走る新しいエコなライフスタイルは、地球環境にもやさしく私には未来の可能性に感じました。
一方、日本車は、信頼性や安全性という魅力はそのままに、時代の流れにどう応えていくかが問われています。「いい車だから売れる」時代ではなく、「時代に合った車かどうか」が問われる時代になったのではないかなぁって。
日系ホテルだからハンバーグ定食を
今、タイの街を走っている車たちは、未来の予告編のように感じます。
そこにあるのは、選択肢の多様化と、時代の変化。
この国で、電気とともに未来へ走るクルマたちを見ながら、今日も私はハンドルを握って、ちょっと先の景色を見に行きたくなります。もっともっと先まで。自分が行きたいところまで。そして自分のやりたい仕事をやり、好きな場所に泊まってそこで仕事をする。車があればふらっと泊まりにもいける。そんな自由は目が眩むほどの未来を私に感じさせてくれたんです。
夜はうどんとアサヒスーパードライを飲んでみた🤭
産み分けの世界もどんどん変わって便利になっていい。国内で完結できる理想的な産み分け、そして信頼できる Clinicでの理事長との出会い。明日もまた、たくさんの人達を助けられますように。そしてそれによって私達の未来もお客様の未来もどんどん楽しいもの、そして輝かしいものになりますように。
タイ国内でも日本を味わい、最上階にある温泉も楽しんで大満足の2日間。
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