宮城まり子さんとの出逢いは、いつだったのだろう…
そう、ぼんやりと考えていました。
たぶん、子供が産まれてしばらくして、
抱っこしながら、フラりと立ち寄った図書館かな…
宮城さんのことは、風の噂と、若い頃に時々よっていたミスタードーナツのお店で知ってはいた。
(ミスタードーナツは当時、宮城さんの子どもたちの絵がたくさん飾ってあったわ…☆)
いずれにしても、
これほどの衝撃も珍しい。
宮城さんの文章を読むと、
自分のいたらなさ…、気づきもしなかったいたらなさが
病巣のように、くっきりと浮かびあがるのです。
つらい子育て……
それは、なぜつらいのか?
相手を観ていないから、なんですね。
子どもと私。
ではなくて、世間に漂う子育て方、
医者の指導、ダメ親のレッテルからの恐怖。。
そういう『観念、常識』の方ばかりを見ている…
という事を、宮城さんは教えてくれた…☆
優しい気持ちになります。
恐ろしく冷静な観察力、
圧倒するほどのスキンシップ、
なんだ、私もそうしたかったんだ、
だから、苦しかったんだ。
と思いました。
当時、主流だった子育て論、
捨てました。
それは、すごく勇気がいることなんです。
そうすることは、世間から蜂の巣にされる…という代償を伴うからです。
私は、弱く、揺れやすい人間なので、
いつもいつも、宮城さんの本に帰り、
末席にて、教育してもらっています。
古本屋で、探してきた本たちは、
ぼろぼろですが、
ぼろぼろというのは、
それほど大切な本だということなのです。
宮城さん。
私、あなたに逢えてよかった…☆
女神さま。。